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尻別川

羊蹄山の周りをぐるりと回り、ニセコ連峰の麓を通って日本海へと注ぐ尻別川。商業ラフトも盛んで、風景も素晴らしく、一級のカヌーフィールドと言える。
羊蹄山の湧き水がたっぷりと流れ込み、国道交通省が認定する清流日本一にも何度も選ばれるているが周辺は畑作地帯となっているので川を下っていても実際にはそれほどの清流のイメージはない。
ニセコ付近は上級者向けのフィールドとなるものの、ここで紹介している区間はそれほど難しい流れでもなく、是非ここの素晴らしい風景を味わってもらいたい。



喜茂別町堺橋~京極町京留橋 (難易度:3 清流度:4)

全区間の延長は18キロあるけれど、途中に出艇や上陸可能な場所が多数あるので、自由に下る区間を決めることができる。
特に難しい瀬も無く、羊蹄山や尻別岳の姿を楽しみながらのんびりと下れる区間である。
堺橋をスタートして喜茂別町市街地付近までの間では一カ所だけ冷やっとするような瀬があるものの、増水しない限りは比較的穏やかな川下りを楽しめる。
下るに従って次第に大きく見えてくる尻別岳の姿も印象的である。この辺りでは羊蹄山よりも尻別岳の方が大きく見える。
緑の山肌がスパッと切れ落ちたような土壁の風景も特徴的だ。
それらの風景が川が蛇行する度に次々と入れ替わり、楽しい川下りができる。
上流部の割には穏やかな流れが多いが、新たな倒木の発生も結構ありそうで、自然河川を下っていること忘れずに慎重に行動して欲しい。
途中の国道230号に架かる尻別橋や喜茂別町民公園の野球場裏付近からも出艇可能である。
喜茂別川合流部の200m程下流の左岸河川敷に車を乗り入れられるので、出艇場所や上流部から下った時の上陸場所にちょうど良い。
喜茂別川と合流して水量の増した尻別川は、この先の京極町までゆったりと流れていく。
この区間で特筆すべきなのは、川の上から見える羊蹄山の姿だ。この風景を楽しむには、是非天気の良い日に下りたい。
3箇所ほど瀬があるが、難易度は高くない。
留産橋の直ぐ下流に、川を横切るように岩が並べられた床止めがあり、平成23年頃の改修工事で落差が大きくなっていたが、最近は岩も崩れて楽に下れるようになっている。
その後にも、落差は小さいが同じような床止めがあるので、この付近は注意が必要だ。
川の水も、この付近ではまだ濁りも少なく、バイカモの群落も見られる。
途中の堰堤は右岸からポーテージとなる。水が少ない時なら、ポーテージの距離を短くするために堰堤直前で岸に上がることもできるが、水が多い時は堰堤に吸い込まれると命にも関わるので、無理をしないで早めに上がった方が良い。
ここには駐車スペースもあるので、ここをゴール地点にしても良いだろう。この堰堤まで来る間にも右岸側に何ヶ所か車で川原まで入ってこられる場所があるようだが未確認である。
堰堤の直ぐ下流には、この区間で一番の瀬があるが、中級者ならば問題なし。初心者でも冷や冷やしながら下れるだろう。
ゴール地点は、ふきだし公園の直ぐ近く、京留橋上流左岸に適当な場所がある。
車の台数が多い時は、橋の下流左岸の堤防上に広いスペースがあるので、そこを利用した方が良い。


川の水位情報:喜茂別下流観測所三崎観測所

川下り日記: 2005/09(喜茂別川合流~京留橋) 2006/08(喜茂別川合流~京留橋) 2010/04(尻別橋~京留橋) 2010/9(喜茂別川合流~京留橋) 2012/08(境橋~堰堤) 2013/09(境橋~堰堤) 2014/09(喜茂別川合流~京留橋) 2015/05(境橋~喜茂別川合流部) 2015/08(喜茂別町民公園~京留橋) 2017/06(喜茂別町民公園~京留橋)

川下り動画:2012/08(上流部のちょっとした落ち込み)、2012/08(堺橋~堰堤)
 


尻別川
喜茂別町市街地を過ぎた辺りの川の上から見る羊蹄山の姿は素晴らしい
尻別川
上流部では羊蹄山より尻別岳が大きく見える
尻別川
変わった風景も楽しめる
尻別川
上流部だけあって水の透明度は文句なし
尻別川
上流部は澄んだ水と美しい風景を楽しめる

喜茂別町市街地を過ぎると楽しい瀬が所々に
尻別川
留産橋を過ぎた先の落ち込み
尻別川
巨大堰堤をポーテージ
尻別川
のんびりと下れる区間も多い


京極町中野橋~倶知安町倶知安橋下流 (難易度:3~4 清流度:3)

回りに農地が広がっていることもあり、水の透明度は上流部よりも落ちてくる。
商業ラフトが盛んな区間でもある。
ラフトコースになっているだけあって、京極町までの区間と比べてこちらの方が難易度は高い。
特に、ラフトのスタート場所にもなっている中野橋から下り始めて直ぐに現れる流れの中に岩が点在する瀬。
レベル的にはそれ程難しい瀬ではないけれど、そんな流れが延々と続いているので息つく暇も無く忙しいパドリングが要求される。
そこをクリアしてホッとしていると、最後に落差の大きな瀬が現れる。
次の寒別橋を過ぎた先辺りで、羊蹄山が美しく見えるスポットがある。流れも緩やかな場所なので、羊蹄山をバックに記念撮影するのも良いだろう。
その先に岩の間を縫うように下る瀬があるが、水が澄んでいる時は水中の岩が良く見えて面白い。水中の岩は、流れに削られて穴がいていたりえぐれていたりと複雑な形をしている。
沈して流されている時にこんな場所で無理して立とうとすると、その岩に足が挟まって事故が起こることもあるので注意したい。
その先の瀞場を過ぎた先に、右岸側がちょっとした落ち込みになった瀬がある。ここでは素直に落ち込みを下った方が良さそうだ。
そしていよいよ、この区間最大の難関の二叉の瀬が現れる。左岸の適当なところで上陸し、下見をして下るルートを見極めたい。
大きな波が立って見た目は派手だけれど、ここで沈をした人はあまり見たことがないので、頭から波を被るのを覚悟して楽しくチャレンジしたい。
たとえ沈しても、その下流は瀞場になっているので、誰かに助けてもらえるだろう。
ただし増水している時はこの瀞場も結構な流れがあり、レスキューに失敗してそのまま次の瀬まで流されていった人を何人か見たことがある。
羊蹄山が再び川の正面に見えてくると、もう難しい瀬も無くなり安心して下っていける。
最後に、湧水が滝となって流れ落ちている巨大な土壁が目の前に現れて、楽しませてくれる。
その先、ラフトツアーのゴールともなっている羊蹄大橋の上流右岸で上がるのが一般的な川下りコースとなる。
そこから先は更に流れも緩やかになり、初心者でも安心して下れる区間だ。
富士見橋の上流右岸で上がるか、倶知安橋を過ぎてちょっと下った先の右岸にも車を入れられる上陸適地がある。


川の水位情報:倶知安観測所

川下り日記:2005/11(中野橋~ラフトゴール) 2006/7(羊蹄大橋~倶知安橋下流) 2006/8(中野橋~羊蹄大橋)  2007/8(中野橋~羊蹄大橋) 2010/11(中野橋~羊蹄大橋) 2012/8(中野橋~羊蹄大橋) 2014/6(中野橋~羊蹄大橋) 2015/07(中野橋~羊蹄大橋) 2015/8(中野橋~羊蹄大橋) 2016/07(中野橋~羊蹄大橋) 2017/06(中野橋~羊蹄大橋) 2017/06(中野橋~羊蹄大橋) 2017/07(中野橋~羊蹄大橋) 2017/08(中野橋~羊蹄大橋) 2018/06(中野橋~羊蹄大橋)

川下り動画:2014/06(二股の瀬)、2015/07(コース紹介)
 


尻別川
最大の難所の二股の瀬
 
尻別川
スタートして直ぐに
発電所からの水が流れ込んで水量が増える
尻別川
岩の多い瀬が暫く続く
 
尻別川
最後に落差の大きな瀬が待っている
尻別川
羊蹄山を眺めながら一休み
尻別川
二股の瀬の前にもこんな瀬が
尻別川
そして二股の瀬
尻別川
楽しく下れる二股の瀬
尻別川
最後に大きな土壁の風景を楽しむ



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