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四国お遍路 25日目(11月22日)

農家民宿森本まる 7:20 ~ 宿毛フレックスホテル 15:25
移動距離 : 21.8キロ
参拝札所 : 39延光寺
宿泊 : 宿毛フレックスホテル 素泊まり3000円 (お遍路さんにはお土産までくれるリーズナブルなビジネスホテル)お勧め!
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長かった土佐の遍路も今日で終わり

農家民宿森本まるでの朝食は、夕食と同じく離れで食べる。
土鍋で炊いた絶品のお米は、昨日は茶碗1杯しか食べられなかったので、今朝は腹一杯食べる。

朝食を食べながら奥さんと交わす、今年は柿が豊作だとかラッキョウや干し芋の話しとかが面白い。
何弁なのかは分からないが、奥さんのなまりも可愛らしい。

午前7時20分、朝霧に包まれた山里の民宿を出発。


朝靄の中を歩き始める



梅の木公園の野宿適地

間もなくしてかみさんを襲うトイレ危機。
幸いなことに今日は、梅の木公園のトイレまで直ぐに辿り着けたので、簡単に危機を回避できた。
しかし、今回は大の方だったので、ここのトイレが無ければ大変困った事態になっていたかもしれない。

梅の木公園は、中筋川ダムで堰き止められた蛍湖のインレット付近にある。
野宿予定地にも考えていた公園だけれど、予想通りに野宿するのに良さそうな場所だった。

蛍湖を眺め、川沿いに山を下っていく。
宿毛市平田の集落に出てきた。
39番延光寺は、その集落を過ぎた先にある。
そして、午前10時40分延光寺に到着。


延光寺の境内はイチョウの落ち葉で染められていた

イチョウの落ち葉が黄色の絨毯を広げたようで美しい。
知らない間に、四国の秋も深まってきたようである
お参りを済ませた後、途中のローソンで買ってきたパンなどで軽い昼食をとる。

延光寺から国道に出るのに1キロほどの山道を歩く。
しばらくアスファルト舗装の道ばかり歩いていたので、こんな山道に入ると何となくホッとする。
竹林も美しい。

今日の宿泊は宿毛市のビジネスホテル。
宿までの歩く距離は昨日と大して変わらないのに、何故か今日は進むのが早い。
天気が良いのと悪いのとでは、こうも違うものなのか。


喫茶店で一休み

このままでは宿に早く着きすぎてしまうので、途中にあった喫茶店サンドーラで一休みする。

松田川を渡り宿毛市内に入ってきたところに遍路小屋があったので、ここでまた一休み。
時間を持て余し気味である。
天気も良いし、こんな時に美しい海岸沿いを歩いていれば、もっと時間を有効に使えるのにと思ってしまう。

宿毛の市街地を通り越したところにドラッグストアがあったので、そこまで歩いてようやくサロンパスを買うことができた。
足に張る湿布薬が欲しくなってから100キロ以上歩いてようやく手に入れられたのである。

スーパーで買出しをして、午後3時20分宿毛フレックスホテルにチェックイン。
風呂に入った後は早速、買ってきたサロンパスを足の裏に張る。
かみさんは腰も痛いようで、腰にもサロンパスを張っていた。

洗濯機が置いてある屋上からは宿毛の市内が一望できる。
そこから美しい夕日も楽しむことが出来た。


ホテルの屋上から美しい夕陽を眺められた



古い建物のキッコーマルキ醤油

夕食が物足りなかったので、近くのローソンに買出しに出る。
辺りはもう真っ暗なのに、空を何かが飛び交っていた。
鳥の飛び方にしては変なので、コウモリだったのかもしれない。

食べ物屋からは良いにおいが漂ってくる。
古い醤油屋の建物に目を惹かれた。
「キッコーマルキ醤油」の看板がかかっている。
「キッコーマン醤油のパクリか?」と思ってしまったが、この辺りでは老舗の醤油屋らしい。

たまに夜の街を歩くのも楽しいのだが、普段は疲れきっているので、一度宿に入ってしまうと外出する気にはなれないのである。


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