北海道キャンプ場見聞録
四国お遍路 20日目(11月17日)
土佐西南大規模公園 7:40 ~ ペンションひらの 15:35
移動距離 : 24.2キロ
参拝札所 : 無し
宿泊 : ペンションひらの 素泊まり4000円 (サーファー向けペンションだけれど快適に泊まれる)お勧め!
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足摺岬を目指し松原とラッキョウ畑を歩く
お遍路で歩き始めてから初めてと言えるくらいにぐっすりと眠ることができた。
私はやっぱり根っからのキャンパーなのかもしれない。
テントの真上の展望台から美しい朝日を楽しむ。
キャンプの朝は楽しい
テントの結露もそんなに酷くはなかったが、それでもテントを乾かしてから撤収するのに時間がかかり、公園から出発するのは午前7時20分になってしまった。
海を眺めながら気持ち良く歩く
公園を出てしばらくは海を眺めながら歩いていく。
気持ちの良さそうな海岸があったので、そこに降りて一休みする。
珊瑚の欠片も沢山落ちていた。
かみさんは美しい貝殻を拾い集め、それをお土産に持ち帰ることにしたみたいだ。
キャンプ予定地にも考えていた灘公園に立ち寄る。
ここも野宿には良い場所だった。
そこからトンネルを抜けた先にある伊田観音堂も宿泊予定地に考えていた場所なので、ついでに寄ってみる。
宿泊場所としては結構快適そうだったけれど、果たしてここに勝手に泊まって良いのかな?と言う感じだった。
泊まって良いのかどうか迷う伊田観音堂
海岸で貝殻拾い
大方遍路小屋で休んでいると昨日分かれたY口さんが追いついてきた。
彼は今日は四万十川近くの民宿月白に泊まるとのこと。
私達も四万十川近くのペンションに泊まる予定にしていて、歩くペースが似ているので、泊まる場所も大体似たような場所になるのだ。
道の駅「ビオスおおがた」で昼食。
しょうが焼き定食でスタミナをつける。
今日の宿は素泊りなので、夕食もここで購入。
こちらの道の駅で売られている弁当類は、何処もなかなか美味しいのである。
入野松原の松はちょっと混みすぎ
そこから先は土佐西南大規模公園大方地区の中を歩いていく。
広大な公園の中には入野松原があり、その中のサイクリングロードを歩いていく。
園内にはキャンプ場もあるが営業は10月までなのが残念だ。
入野松原の松はまだ小さく、あまり見栄えはしない。
もう少し間引きして、1本1本を大きく育てた方が良さそうだ。
海側に広がる砂浜の砂はとても目が細かい。
公園の中なのに、大きな畑も広がっていて、タマネギの苗のような作物が植えられていた。
広い公園なので、途中で一度休憩する。
ラッキョウ畑も広がる土佐西南大規模公園大方地区
足の痛みを和らげるためには、頻繁に休憩するのが一番なのである。
昨日途中での甲が痛くなったのは、薄い5本指靴下1枚で歩いたことが影響した気がして、今日はその上に登山用の靴下を重ね履きしていた。
今のところはそれが良かったみたいで、酷い痛みも出ていない。
花を咲かせるラッキョウ
畑の作物に花が咲いているのを見て、かみさんが「ラッキョウじゃない?」とのこと。
調べてみると、やっぱりラッキョウで砂地を好む作物とのことである。
鳥取砂丘でも盛んに栽培されているみたいで、もう少し大きくなって花が咲けば、すばらしい景観を楽しめそうだ。
その先、県道沿いの休憩所で最後の一休み。
今日の宿は四万十川河口に近い海沿いのペンション平野。
素泊り宿になっているので、その手前のJAのスーパーで買出しを済ませる。
四万十川の河口近くならば平野が広がっているだろうと勝手に考えていたが、実際は小さな山が多く、道路もアップダウンの連続。
疲れた足にはとてもきつかった。
やっとペンションまでたどり着いたが、道路からペンションまでも上り坂になっている。
ペンションの物干しでテントを乾かす
ペンションのオーナーが「最後の一頑張りです」と笑いながら出迎えてくれた。
周辺の海岸ではサーフィンが盛んで、ここも夏場はサーファーご用達の宿になるみたいだ。
そのために、物を干す場所も沢山あり、少し湿っていたテントもそこで乾かすことができた。
洗濯機もサーファーの要望で2槽式のものが置かれていて、かみさんがその使い方で少し戸惑っていた。
エアコンが有料なことを除けば、風呂も広くてとても快適な宿だった。
明日はいよいよ足摺岬である。
そこをどうやって回って何処に泊まるかで悩んでいたけれど、オーナーさんからアドバイスをもらって何とか考えがまとまってきた。
とりあえず、明日の宿を予約しようと、まず最初にお遍路に人気がある某民宿に電話したが、暫く呼び出し音が鳴った後、ものすごく不機嫌な感じの女性が電話に出た。
その声を聞いた途端、絶対にここには泊まりたくないと感じたくらいの電話対応だったのだ。
幸いなことにそこが満室だったので、直ぐに電話を切ることができた。
まあ、民宿が一番忙しくなる時間帯の午後6時に電話した私の方が悪かったのだが、その後何とかその近くの宿の予約が取れてホッとしたのである。
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