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北海道のキャンプ場ベストテン(1999年版)


 さすがにここまで古くなると、現在のベストテンとはかなり順番も入れ替わっています。
 キャンプ場が変わってきたのか、私の趣味が変わってきたのか、一体どちらなのでしょう?


旧版ベストテンはこちら

第1位
 支笏湖美笛キャンプ場

 第2位の朱鞠内湖キャンプ場とどちらを1位にするか最後まで悩んだ結果、もしも美笛で他のキャンパーが誰もいない状況を考えたら、やっぱりここが最高のキャンプ場であるという結論になりました。
 美しい湖に美笛川の清らかな流れ、そしてサイトを囲む美しい森と、我が家がキャンプ場に求める全ての条件が整っています。
 我が家がここまでキャンプ好きになったのも、このキャンプ場で素晴らしい時間を過ごすことが出来た影響かも知れません。
 (全ては、人が少なければの話です。)

第2位
 朱鞠内湖キャンプ場

 1位の座は美笛に譲ったものの、我が家のベースフィールドはやっぱりここです。
 春、キャンプ場までの途中に広がるカタクリとエゾエンゴサクの大群落。
 夏、ものすごい雷で真剣に身の危険を感じた夜。
 秋、落ち葉の絨毯に包まれた静かな場内。
 冬、マイナス23度の中、極寒のキャンプ。
 何時行っても、このキャンプ場は我が家に素晴らしい時を与えてくれます。              

第3位
 然別湖北岸野営場

 このキャンプ場で見た星空の美しさは一生忘れないでしょう。
 神秘的な雰囲気の然別湖に面し、原生林に包まれた場内は、そこにいるだけで心が洗われていくような気持ちになります。
 カヌーを楽しむにも、湖の中ではここが一番のフィールドだと思います 

第4位
 丸瀬布いこいの森キャンプ場

 エッ、何でここが4位なの?と思われる方がいるかも知れませんが、ここでのキャンプは最高でした。
 快晴の秋空の下、周りの山々は錦色に染まり、サイトのすぐ横を流れる無利川を眺め、場内に用意されている無料の薪で焚き火をしながら、冷たく冷えた美味しいビールを飲んでいると、カサカサと静かな音を立てながら、頭上から落ち葉が降り注ぐ。
 こんなキャンプを経験してしまうと、キャンプへ求める理想というものが高くなりすぎて困ってしまいます。

第5位
 国設白金野営場

 最近は、すぐ近くの美瑛自然の村キャンプ場の方に人気を奪われた感がありますが、我が家はこちらの方が好きです。
 テントを張る時は、自然と大きな木の下に引き寄せられてしまうという我が家にとって、ここには「あっ、ここにテントを張りたいな」と思わされる場所がたくさんあります。
 美瑛自然の村は、サイトは森に囲まれているけれど、直接木の間にテントを張ることが出来ないのが難です。

第6位
 尾岱沼青少年旅行村

 ここをベストテンに入れるのに、妻は文句がありそうでしたが、私はここからの眺めがとても好きです。
 場内はどこからでも野付湾とその向こうに伸びる野付半島の影を眺めることが出来、独特の旅情をかき立てられます。
 海育ちの妻と山育ちの私では、この辺の風景に対する感じ方が違うのでしょうね。

第7位
 賀老高原キャンプ場

 まったく何もないキャンプ場ですが、今時こんなキャンプ場は貴重な存在になってきました。
 施設と言えるようなものは質素な水場があるだけ、トイレは賀老の滝観光用に駐車場に隣接して立派なものが出来ましたが、照明もなく、キャンプを始めて間もない人にはちょっとお薦め出来ません。
 山奥に位置する割には、滝見学の観光客の出入りも多く、山菜シーズンにはかなりの賑わいになります。
 それでも夜になると、そこの大自然を独り占め、この満足感は素晴らしいものです。
 (1999年8月の情報によると、ここもかなり整備されたようでイメージが変わっているかも知れません)

第8位
 ニニウキャンプ場

 キャンプ場としては取り立てて特徴のある場所ではありません。
 それでも何故かここに魅力を感じてしまうのは、人里離れた山奥に位置するからなのでしょうか。
 キャンプ場の近くに人家があったり、交通量の多い道路が通っていたりしたら、たとえそれが直接見えなくても、気分的にはちょっと・・・ですよね。
 山奥にあるわりには、キャンプ場周囲を舗装されたサイクリングロードが1周していたりしますが、それはそれで魅力の一つでもあります。
 でもやっぱり熊は恐い。

第9位
 静内湖キャンプ場

 非常にワイルドな環境とともに、管理人のおばさんの人の良さが魅力の一つです。
 寒ければ、「今夜は冷えるから、がんがん焚き火を燃やしなさい」
 犬を連れていれば「犬がかわいそうだから放してあげなさい」
 こんなことを言ってくれるキャンプ場なんて、道内でここくらいだと思いますが、今後もずーっとこのままでいてもらいたいところです。

第10位
 道民の森一番川オートキャンプ場

 整備されたオートキャンプ場の中ではここが一番でしょう。
 ゆったりとしたサイトのレイアウトと必要最小限の施設、サイトのすぐ横を流れる川に、山に囲まれた落ち着いた雰囲気、オートキャンプ場否定派の人にとってもここならば違和感無く泊まることが出来ると思います。


 惜しくも選外のキャンプ場

 残念ながらベストテンには入りませんでしたが、塘路湖の静かなたたずまいが魅力の元村キャンプ場、白樺林の中にテントを張れる岩尾内湖白樺キャンプ場、夕日が美しいクッチャロ湖畔キャンプ場なんかも好きなところです。
 この他にも魅力的なキャンプ場は北海道にはたくさんあります。


 個人的にこだわりのキャンプ場

 妻がやたらに気に入っているのが置戸鹿ノ子キャンプ場です。
 私から見れば何でそんなに?と思うのですが、たまたま我が家で泊まったときに場内でシイタケが取り放題だったという、それだけの理由かも知れません。
 私にとってこだわりの場所は、道路が通行止めのために閉鎖されて久しい高見ダムキャンプ場です。
 ここでのワイルドな焚き火、我が家のレベルでも入れ食い状態の釣り、大雨で崖崩れに怯えながらの帰り道等、まだそれほどキャンプ慣れしていなかった我が家にとって、とても印象に残っているキャンプ場です。


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