北海道キャンプ場見聞録
ヌビナイ川
北海道でも有数の美しい沢として、沢登り愛好者の間に名を馳せているのがヌビナイ川。 有名な七ツ釜などの写真を見ると、思わず溜め息が漏れそうなくらいの美しさである。 カヌーで下れるのは、そのずっと下流になるけれど、まだその美しさは失われていない。 大きな玉石がゴロゴロとしているので、水量が多くても少なくても下るのに苦労させられるが、少々無理をしてでも下ってみたい川である。 |
砂防ダム~歴舟川合流部 (難易度:4 清流度:5)
スタート地点の水の美しさに感動し、下り始めて直ぐに現れる大きな玉石が積み重なった落ち込みに緊張する。
その後も息つく暇もなく、感動と緊張の繰り返しが続く。
これがヌビナイ川の川下りの特徴と言っても良いだろう。
カナディアンでここを下る時は、瀬の波よりも、瀬の中の玉石に気を付けた方が良いかもしれない。特に水量が少ない時は尚更である。
人の手の入っていない川なので倒木などにも注意が必要である。
ヌビナイ川では、小賢しいテクニックよりも、玉石の間をゴリゴリと進む強引さと、玉石の川原をカヌーを引きずって歩く体力が役に立ちそうだ。
下り終えるたびに、こんなに疲れる川下りはもう沢山だと思うのに、また直ぐにその美しい風景に逢いたくなってしまう。
そんな魅力を秘めたヌビナイ川なのである。
川の水位情報:歴舟川尾田観測所
川下り日記:2005/9 2006/7 2007/9 2008/9 2009/9 2011/07 2013/09 2014/09 2015/05 2015/09 2017/09 2019/09 2020/09 2022/09(ヌビナイ橋まで) 2023/09(ヌビナイ橋まで)
川下り動画:2014/09(水多め)、2015/05(沈脱祭り)、2015/09(核心部の瀬) 2020/09(パックラフトで下る) 2020/09(水量ベスト) 2022/09(渇水) 2023/09(澄んだ水)
詳細川地図(内容が古く、川の様子もかなり変わっています)
晴れた日の水の美しさ特筆もの
渓石橋付近の風景も素晴らしい
まずはスタート地点の水の美しさに感動
エメラルドグリーンに染まる巨大な淵
素晴らしい水の透明度
川底で白く見える御影石がこの川の特徴
水深が深くなると色づいて見える
この浮遊感がたまらない
延々と続くかのような瀬も楽しい
そんな瀬でサーフィンを楽しむ
たまにはこんなことも
水が少ないと苦労させられることが多い