このあたりまで下ってきたら、後はのんびりと下れるはずだけれど、水の少ないヌビナイ川はまだまだ私達を許してはくれない。
初のヌビナイ川チャレンジにもかかわらずノー沈で下ってきたkenjiさん夫婦も、「あかりたんの左カーブ」にさしかかる手前の玉石だらけの瀬で撃沈。
見ている方が「痛たっ!」って声を出したくなるような、痛そうな沈だった。
その先には川を完全に塞いでいる倒木もあり、ここは完全にポーテージするしかなかった。
H川君達も、さすがにここでズルズルと流されていっては危険なので、かなり手前で確実に上陸させる。
ポーテージを終えてから彼等の様子を見ると、H川君は下まで降りてきていたけれど、彼女はまだ上の方で四苦八苦していた。
カヤックを引きずる力も残っていないようで、玉石だらけの川原を歩くこともできずにいる。
見かねたかみさんがレスキューに行く。
ポーテージ中の人をレスキューするのも初めてである。
そうこうしながら、ようやくキャンプ場に到着。
スタートしてから既に5時間以上が過ぎていた。
この日の夜の宴会にはH川君達も無事に復活。
さすが20代の若さである。
一方、沈もせずに下り終えた私は、疲れ切って8時半には沈没してしまったのである。
写真提供 サダ吉さん・いしやまさん
2009年9月22日 曇り
当日12:00 歴舟川水位(尾田観測所) 102.32m |