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ヌビナイ川(2019/09/14)

水は少ない方が良い

カヌークラブの9月例会初日に下るのはヌビナイ川。
水が少ないので、何時もはカムイコタン公園のキャンプ場をゴールにするところを、途中のヌビナイ橋で上がることになる。

去年の例会では、ヌビナイ川は流れが変わって大きな落ち込みができていると聞いて、私たちはキャンプ場から下流を下っていた。
2年ぶりのヌビナイ川なので、ちょっと緊張しながらスタート地点へと向かう。

ヌビナイ川


それでも、スタート地点の何時もと変わらぬ美しいヌビナイ川の流れを見ると、直ぐにその緊張もほぐれてくる。
水は少ないけれど、その分、水の透明度は最高である。

天気予報ではこの日は曇りになってたいけれど、上空には青空も広がっていた。
すっかりリラックスして、全員が川に出終わらないうちに、先頭でさっさと下っていく。

ヌビナイ川


林道の橋を過ぎたところで、先の様子が見えなくなっていたので、舟から降りて様子を見に行く。
ここは、2016年の台風で流れが変わった場所で、2年前に下った時は倒木も絡んでいて一苦労させられた。

今回は、その倒木も無くなり問題はない。
カヌーから降りたついでに、皆がそこを下る様子を撮影してから、一番最後にそこを下った。

ヌビナイ川
ヌビナイ川


私のホームページで「アリー潰しの落ち込み」と名付けている場所は、大きな玉石が積み重なり、その間を水が流れている。
今日の水量では、下れるルートが何処にもなく迷うことなくポーテージ。

ヌビナイ川
アリー潰しの落ち込みはポーテージするしかなかった



その先の激突の瀬は、微妙に流れが変わったようで正面の岩にぶつかることなく下れるようになっていた。
しかし、ビンバさんがここで1回目の沈。
何時もは大型カナディアンに乗っているビンバさんだけれど、今回は新しく手に入れたばかりのOC-1で下っていた。
これが、ロッカーがきつくて乗りこなすのがかなり難しそうな舟なのである。
この後、何度も沈を繰り返し、最後には見かねたN島さんが、自分のOC-1と交換してくれて、何とかゴールまで辿り着けたのである。

ヌビナイ川
激突の瀬を下るビンバさん
ヌビナイ川
沈して流されるビンバさん


水が少ないと、岩避けが忙しかったり、玉石の絡んだ瀬ではゴリゴリと舟をぶつけながら下らなければならないが、緊張させられるような瀬はほとんど無い。

ヌビナイ川
美しい川を余裕を持って下ることができる


集いのプールは、上流から押し流されてきた玉石が積み重なって、完全に埋もれてしまったように見えた。
舟から降りてみると、その玉石の山の向こうには、以前のプールの一部がかろうじて残っていた。
しかし、その水面にはおびただしい数の流木が浮かび、以前のエメラルドグリーンに染まった美しい淵は無残な姿に変わり果てていたのである。

ヌビナイ川
土砂で塞がれて池の様になってしまった集いのプール


集いのプールから先は、3年前の台風後、本流が右岸側を流れるようになっている。
岩も絡んでいるので、私たちは一応下見することにした。
例会の川下りと言えども、下りなれていない場所では自分の目で確認するに越したことはない。

ヌビナイ川
先の見えない瀬は慎重に下る


その瀬は何事も無く下れたけれど、その先で倒木が川を塞いでいて、ポーテージを余儀なくされる。

ヌビナイ川



次の瀬を下った先には見慣れない風景が広がっていた。
家に帰ってからGPSのトラックを確認すると、ここでは今までと全く違う流れを下っていたようだ。
自分のホームページで、ヌビナイ川の川地図を公開しているけれど、これだけ川の様子が変わってくると、この川地図もほとんど用をなさなくなってしまった。

ヌビナイ川
ここを本流が流れているのは初めてかもしれない


途中の河原で昼の休憩をとる。
渓石橋を過ぎると、嫌らしい瀬も無くなり、安心して下っていける。

ヌビナイ川


ヌビナイ川


しばらく下っていくと、やや落差があるものの、邪魔な岩も無くて楽しく下れる瀬があった。
太陽の光を浴びてホワイトウォーターがキラキラと輝き眩しいくらいだ。
中には顔が引き攣っている人もいたけれど、殆どのメンバーは楽しそうな笑みを浮かべながら、この瀬を下っていた。

ヌビナイ川
ホワイトウォーターが眩しい


しかし、その先で難所が待ち構えていた。
私たちが去年の例会で、ヌビナイ川を下るのを諦める原因となった落ち込みである。
ここまでは先頭の方で下ってきたけれど、さすがにここでは慎重にならざるを得ない。
カヤックやOC-1が次々に沈しているのが見えたが、近くまで行ってみるとそれ程難しい流れでもなさそうだ。

ヌビナイ川
ここで沈脱祭りが開催されたようだ


かみさんが「今日は沈したくない」と言うので、私一人で下ることにする。
1人で乗るカナディアンは重心が舟の真ん中にあるのでとても安定している。
あっさりと落ち込みをクリアしてしまった。
これならば最初に下って、それからゆっくりと沈脱祭りの様子を眺めていた方が楽しかったかもしれない。

ヌビナイ川
N島さんと舟を交換したビンバさんもここではさすがに沈


その先にもう一か所、蟻地獄ホールと名付けた難所があったはずだけれど、そこは落差がなくなり普通の瀬に変わっていた。
後はゴールのヌビナイ橋まで、特に難しい瀬も無い。
浅瀬で歩かされたりしながら、3時間半でヌビナイ橋に到着。

ちょっと物足りない気もしたけれど、今日の水量ならばここで上がるのが正解だったのだろう。
水は少なくても、ヌビナイ川らしい清流を堪能できて、私達には楽しい川下りとなったのである。
 

(当日12:00ヌビナイ川水位 尾田観測所:102.12m)



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