北海道キャンプ場見聞録
独断と偏見で選ぶ北海道のキャンプ場
裏ベストテン
おすすめベストテンでは一般のキャンパーにも受け入れられそうなキャンプ場を中心に選んでいますが、この裏ベストテンは完全に私の独断と偏見だけで選びました。
中にはかなりの際物キャンプ場も含まれていますので、そこに泊まって悲惨な目にあったとしても、当方は一切関知しませんのであしからず。
- 第1位 星に手のとどく丘キャンプ場
- ここを裏ベストテンに持ってくるのはちょっと気が引けたが、サイト自体にそれほどの魅力があるわけではなく、セールスポイントの丘に沈む夕日や満点の星空が見えないような天気の日に泊まれば、「何なのここは~」と言い始めるキャンパーがいるかもしれない。
それでも、ここの良さが理解できるキャンパーにとっては、とても落ち着くことのできるキャンプ場である。 - 第2位 賀老高原キャンプ場
- 本当に質素としか言いようのないキャンプ場だったが、新しく整備されてからすっかり見違えるくらいの場所に変わってしまった。
それでも私の感覚では、ここと占冠のニニウキャンプ場が、北海道の中でもっとも身近に熊の気配を感じてしまうキャンプ場である。
都会の垢を洗い落としたい人のためには、もっともお勧めのキャンプ場である。 - 第3位 判官館森林公園キャンプ場
- 裏ベストテンに入れるのは申し訳ないキャンプ場だが、春先に林床のエンゴサクやカタクリなどが一斉に咲き始める時期の美しさは本当に素晴らしい。
その他の時期でもそれなりに楽しむことはできるが、春先の印象が強すぎるため、あえて裏ベストテンのキャンプ場とした。 - 第4位 チミケップ湖キャンプ場
- 「北海道 神秘の湖」で検索すると、大体が摩周湖、然別湖、オンネトーあたりがヒットしてくるが、ここチミケップ湖も、結構神秘の湖と言った雰囲気が漂っている。
場違いなくらいに立派なトイレが場内のど真ん中に作られ、裏ベストテンに入るようなキャンプ場では無くなってしまった感もあるが、ここはやっぱり裏ベストテンに残したままにしておきたい。 - 第5位 きりたっぷ岬キャンプ場
- 何となくここの名前に魅力を感じて出かけていく人も多そうだが、夏場は本当に霧に包まれていることが多い。
そうなると10m先も見えないような状況で、これではとてものんびりとキャンプを楽しんではいられない。
霧さえ晴れれば、素晴らしい風景が眼下に広がる。ただしそれも、バンガローに周りを取り囲まれた通常のサイトではなくて、そこから少し離れた別の場所にテントを張った場合の話しである。 - 第6位 厚真大沼野営場
- 最初に裏ベストテンの企画を思いついた時、このキャンプ場の存在がとても大きく影響していた。
とても人にお勧めできるようなキャンプ場ではないが、1999年の秋にここに泊まった時、その年のベストキャンプになるくらいに快適なキャンプを楽しむことができたのだ。
それ以外にも、しし座流星群や双子座流星群などの流れ星観測の地として、我が家の定番の場所とも立っている。
どんな場所でも、条件に恵まれれば快適なキャンプを楽しむことができる、それを実感させてくれるようなキャンプ場である。 - 第7位 モラップキャンプ場
- 以前、見聞録のBBSで、このキャンプ場で若者達がパラパラを踊っていたという書き込みを見て、とうとうモラップもここまで来たかと感慨を覚えたことがあった。
そんな印象のキャンプ場なので、しばらくはここに泊まろうとも思わなかったが、去年初めてここに泊まって、その印象はがらりと変わってしまった。
支笏湖のキャンプ場の中ではここのロケーションが一番かもしれない。
シーズンオフに利用するのならば絶対にお勧めのキャンプ場である。 - 第8位 曙公園
- キャンプ場ではなくて公園。洞爺湖を一周する道路がサイトの直ぐ後ろを通っている。その道路の反対側には民家も立ち並んでいる。
どう考えても快適なキャンプができる場所とは思えないが、これがいたって快適なのである。
湖を眺めながらのんびりと時を過ごすのならば、洞爺湖周辺のキャンプ場の中ではここが一番かもしれない。 - 第9位 大岸シーサイド第2キャンプ場
- 二つの岬に挟まれ、周囲と隔絶された空間。
穏やかな噴火湾の海を眺めながら贅沢な時間を過ごすことができる。
室蘭本線が後ろを通っているが、時々通過する列車の音も鉄ちゃんならば逆に魅力に感じるかもしれない。
海キャンがしたくなったら、私が出かけるのはここか、もう一つは野塚野営場くらいである。 - 第10位 カムイコタン公園キャンプ場
- パドラーにとっては憧れの川である歴舟川。
ここのサイトは大きく三つに分かれているけれど、川好きの人間ならば、その歴舟川の清流を目の前に見られるCサイトにテントを張りたいところだ。
川下りのスタートやゴールにも最適で、まさに聖地と言えるキャンプ場である。
おすすめベストテンへ
以前に作った旧版の裏ベストテンも参考までに残してあります