トップページ > キャンプ > キャンプ日記 > 1998年キャンプ日記

1998年我が家のキャンプ日記

朱鞠内湖
 (3/28〜3/29)

???
 (4/25)

歌才L'PIC
 (6/5〜6/6)

賀老高原
 (6/6〜6/7)

国設白金野営場
 (6/27〜6/28)

カムイコタン農村公園
 (7/26〜7/28)

オンネトー国設野営場
 (7/28〜7/29)

尾岱沼青少年旅行村
 (7/29〜7/31)

置戸鹿ノ子キャンプ場
 (7/31〜8/1)

かなやま湖畔
 (9/11〜9/13)

国設白金野営場
 (9/26〜9/27)

支笏湖オコタン
 (10/10〜10/11)

朱鞠内湖
 (10/23〜10/24)

厚真大沼野営場
 (12/14)

尾岱沼青少年旅行村

 低い雲に覆われたオンネトーを後にして尾岱沼へ出発した。冷たいオホーツク海高気圧に覆われているとのことであり、天気の回復はあまり望めそうになく、海岸沿いは霧が発生しているかも知れない。
 それでもせっかく道東まで来たのだから、国後島の見える場所まではたどり着きたい。それに、昔から尾岱沼の風景にはあこがれを持っており、これまでに3回ほど訪れているが、それでもまた行ってみたくなるような魅力が尾岱沼にはあるような気がする。

 心配したほど天気は悪くなく、薄曇りの状況だ。ただ、やたらに風が強い。
 カヌーの疲れとオンネトーでの坂道での荷物運び、それにオンネトー湯の滝までの往復で疲れ切っており、ここでは2泊してのんびりと過ごすつもりでいた。
 そのために、なるべく眺めの良いサイトということで場所を選んだのだが、そこは風当たりも一番いい場所だったようだ。オンネトーとは違った意味でテントとタープの設営に一苦労させられた。手持ちのペグを全て使い果たしたというのは、初めての経験である。
 これまで、寝ている間にテントやタープをとばされた経験があるので、このあたりにはやたらと慎重になってしまう。
 しばらくして、隣にやってきたファミリーがタープを張るのに苦労していたので少し手伝ってあげたが、結局、強風でペグが折れてしまい、設営をあきらめてバンガローの方へ移っていった。

 6年ぶりにここを訪れたが、すっかり綺麗に整備されており、昔我が家がテントを張った場所はバンガローの駐車場のようになってしまっていた。
 たしかその時は港でえび祭りをやっていたが、今回は野付神社のお祭りをやっており、どうもここでのキャンプとお祭りは縁があるようだ。

 キャンプ場の前の浜はアサリだらけといった感じで、どこを掘ってもアサリがごろごろと出てくる。一応、浜の前にはアサリ禁漁と書いてあるのだけれど、他の人達がみんな堂々と取っているので我が家でも1食分取らせてもらった。
 帰るときに管理人のおばさんに確かめたところ、やっぱりアサリは禁漁だとのこと。おまけに今時期は貝毒が出ていて、ひどい中毒症状になるということで、「お大事に」と言われてしまった。

 ここのキャンプ場で残念なのは、カラスが非常にうるさいと言うことである。朝は2日間とも3時半頃にカラスのけたたましい鳴き声で目覚めさせられてしまった。特に我が家は炊事場の近くにテントを張ったものだから、そこの残飯を狙ったカラスの激しい戦いが頭上で繰り広げられるのである。カラスにテントの上にとまられて騒がれたのは初めての経験だ。
 おまけに某ガイドブックにも書いてあったが、キタキツネのみーちゃんとやらが住み着いているらしい。昼間から人気のないテントを回っては、食べ物をあさっていた。可愛いといって、喜んでエサを与えている人達がいるが、本当に困ったものだ。考えてみると、日本では野生動物にむやみにエサを与えるなという教育がどこでもなされていないのだ。それだから、ヒグマにまでエサをやるような人間が出てきてしまうのだと思う。

 キャンプ場が綺麗になった分、宿泊客もかなり増えているようだ。昔来たときは元気一杯だった管理人のおばちゃんが、なんだか元気なさそうに見えたのはそのせいなのかなとちょっと気をもんでしまった。


  ページTOPへ