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1998年我が家のキャンプ日記

朱鞠内湖
 (3/28〜3/29)

???
 (4/25)

歌才L'PIC
 (6/5〜6/6)

賀老高原
 (6/6〜6/7)

国設白金野営場
 (6/27〜6/28)

カムイコタン農村公園
 (7/26〜7/28)

オンネトー国設野営場
 (7/28〜7/29)

尾岱沼青少年旅行村
 (7/29〜7/31)

置戸鹿ノ子キャンプ場
 (7/31〜8/1)

かなやま湖畔
 (9/11〜9/13)

国設白金野営場
 (9/26〜9/27)

支笏湖オコタン
 (10/10〜10/11)

朱鞠内湖
 (10/23〜10/24)

厚真大沼野営場
 (12/14)

朱鞠内湖キャンプ場

 今シーズンの最終キャンプは、我が家定番の朱鞠内湖キャンプ場に行くことにした。数日前のニュースでは「朱鞠内湖で最低気温が氷点下まで下がる」なんて放送されていて、思わず気合いが入ってしまう。
 息子の学校が終わってからの出発、この時期、日が短くなっているので現地到着の5時10分頃には既に真っ暗である。それでも通い慣れたキャンプ場、テントを張る場所も決めてあったので、すぐに設営開始。到着してから、設営を全て終わり食事を始めるまで40分という驚異的な早さだ。この日の夕食は家で作ってきたカレーを温めて、家で炊いてラップにくるんで持ってきたご飯にのせて食べるという、超手抜きカレーライスなのである。
 考えてみれば、我が家にとって暗い中でのテント設営は始めての経験だ。というのも、いつもはなるべく早い時間にキャンプ場へ着くようにして、後はビールを飲みながらのんびりと時間を過ごすというのが我が家のスタイルだからである。
 今回のように通い慣れたキャンプ場で、サイトもいつもの場所というのであれば問題ないが、これが知らない場所で真っ暗な中でサイト探しから始めなくてはならないとしたら、ちょっと自信がない。快適なキャンプになるかどうかは、サイト選びが一番重要なのである。

 その日は他にキャンパーは一人もいなくて、朱鞠内湖を独り占めという、初めての経験である。風も全くないので、湖畔に立つと気味が悪いくらいの静けさに包まれてしまう。闇に浮かぶ朱鞠内湖が、何とも言えない雰囲気だ。
 我が家がテントを張った場所は、周りに照明が無いので焚き火の灯りもとても生き生きとしている。町中の公園じゃないのだから、キャンプ場管理者の方に、もう少しキャンプ場の照明について考え直してもらいたいものだと思う。

 翌朝、遊漁料を集めるお兄さんがやってきた。朱鞠内湖ではこれまでに何回も釣りをしていたが初めてのことである。もっとも、釣りをするならば自分から遊漁料を納めに行かなければならないのだろうが、我が家の釣りはとても遊漁料を払うようなレベルではないのである。それを察してくれたのか、優しいお兄さんは一人千円の料金を、息子一人分の五百円だけにおまけしてくれた。とってもいい人である。
 それでも、せこい我が家の一家は、5百円分の魚を釣ろうと何時にもまして真剣に釣りに臨んだが、結局釣果はお子さまサイズのウグイ4匹。うーん、餌代と仕掛け代にも二千円近くかけてるのになー。

 その日は朝方は曇っていたが、次第に雲も取れてさわやかな秋空が広がった。ところがラジオの天気予報を聞いていると、夜には雨が降り出し翌朝には全道に広がるとの残酷なことを言っている。昨日までは、日曜日は晴れのち曇りになっていたのに・・・。
 家族会議の結果、昨日の夜で十分キャンプの醍醐味は味わえたし、幸い今日の日中は天気が良さそうなので、夕方で撤収して帰ることになった。この時期のキャンプでは、テントを濡らしてしまうと帰ってから乾かすのにも一苦労するというのが一番の理由である。なんだか、最近はだんだんと軟弱キャンパーになってきたような気がする。

 場内は落ち葉の絨毯、一応薪も用意してきていたがサイト周辺で十分な量が集められ、朝から帰るまでずーっと焚き火を燃やし続けることができた。うららかな秋の日差しの中、焚き火で芋を焼いたり、夜に予定していた鶏肉を焼いたり、ついでに餃子も、焚き火に乗せた網の上で焼いてみたが、これがパリパリとして結構美味しい。ビールもこれまた最高に美味い。
 予定を一日繰り上げることになってしまったが、それでもおつりがくるくらいの充実した秋のキャンプであった。


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