行って来ました。あこがれの美笛キャンプ場です。
　何だかんだといっても、我が家の一番のお気に入りキャンプ場はここ美笛なのですが、最近は週末はいつ行っても人でいっぱい、だんだんと足も遠のいていました。
　ところが幸運？なことに、息子が３泊４日で小学校の自然教室とかに出かけ、会社では日曜出勤の代休が当たることになり、あと１日仕事をさぼったら平日にキャンプに行けるぞ、ということになったのです。
　天気にも恵まれ、のはずだったのにキャンプ場に着くと湖畔には海のような大波が打ち寄せ、おまけに数日前の２００ミリ近い大雨の影響か、流木が波にもまれてそこら中にごろごろしており、場内もあちらこちら水道ができて殺伐とした雰囲気です。
　そんなわけで、たまには林間のサイトにテントを張ろうかとも考えたのですが、波がおさまったあとの静かな湖のイメージが頭にあるので、やっぱり水際にテントを張ることにしました。
　予想通り夕方には波も無くなり、星のきれいな静かな夜がやってきました。
　息子には悪いのですが、夫婦二人きりのキャンプはとてもリラックスすることが出来ます。焚き火に当たりながら、ワインを飲んで（さすがにこの時期ビールはつらい）、星空を眺めているのは至福の時間です。
　ただ、妻が流れ星を四つも見たのに、私が一つも見られなかったのは多いに不満でした。
　久しぶりの美笛は、改修工事の最中で、トイレは非常に立派になり、管理棟や炊事場も新築しているところでした。バリケードがあったり、工事残土が積み上げられていたりと、雑然とした感じなのですが、これらがすべて完成したあとで元の静かな美笛が戻ってくるのかなと心配になります。
　確かにトイレがきれいなのは助かりますが（昔の、隣の人のおつりがこちらまで跳ね返ってくるトイレが懐かしい）、最近のオートキャンプ場のような管理棟や炊事棟がここの景色の中にとけ込むことが出来るとは思いません。
　これからはここを訪れる回数も減るのかなと妻と話し合っていました。