天塩川を何とか無事に下り終えて、次に向かったキャンプ場が道北旅行では外せない兜沼公園キャンプ場です。
　川下りの疲れを癒すために、ここではのんびりと２泊する予定でいました。
　そこで、場内で一番いいサイトを探すことにしたのですが、いつもはだいたい奥様と意見が一致するのに今回はなかなか決まりません。いらいらしてきた奥様は「もう、ここに決めましょう！」と強引に決定し、私も渋々同意し荷物を全部下ろしてテントを組み立て始めました。
　しかし、どう考えてもその場所が兜沼の中で一番いい場所には見えません。気合いが入らない様子でテントを組み立てる私を見て「どうしたの、本当にここでいいの？」、「うーん、あのー、そのー、やっぱりあっちの方がー」、子供もあきれる中でせっかく下ろした荷物をまた大移動、やっと決まった場所は苦労したかいがあり、キャンプ場の中で唯一兜沼が少しだけ見通せる、木陰の快適なサイトでした。
　それにしても、すっかりベテランキャンパーと化した我が家の奥様も、私以上にキャンプ場に対する嗜好が極端になり、意見を合わせるのにもなかなか苦労します。
　ここにも新しくオートキャンプ場が造成されたと聞いていて、昔と変わってしまったのではと心配していたのですが、オートサイトの方は少し離れており、元のキャンプ場はそのままだったのには安心させられました。（昔と違って車の乗り入れは荷物の搬入時、通路部分のみとなっています。）
　ただ、場内の大木がかなり弱ってきていて、数年後にはかなりの本数が枯れてしまいそうな様子なのが気になります。
　なお、オートキャンプ場の方は残念ながら見に行かなかったのですが、あまりいい場所ではなさそうです。