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1997年我が家のキャンプ日記

厚真大沼野営場
  (5/10〜5/11)

朱鞠内湖キャンプ場
  (5/23〜5/25)

室蘭高原自由広場
  (6/28〜6/29)

ニニウキャンプ場
  (7/11〜7/13)

ナポートパーク
  (7/27〜7/29)

兜沼公園キャンプ場
  (7/29〜7/31)

ウスタイベ千畳岩
  (7/31〜8/1)

白滝高原キャンプ場
  (8/1〜8/2)

朱鞠内湖キャンプ場
  (9/13〜9/15)

美笛キャンプ場
  (9/30〜10/1)

ニニウキャンプ場
  (10/10〜10/12)

一番川オートキャンプ場
  (10/25〜10/26)

ポロト野営場
  (11/1〜11/2)

道民の森一番川オートキャンプ場

 今年のキャンプもそろそろ終わりに近づいてきました。
 10月もこの時期になると、さすがに冷え込みも厳しいので、少しでも暖かいところということで白老のポロト湖キャンプ場へ行く予定でいました。
 しかし、天気予報では土曜日の後半から12月中旬頃の冷たい空気が入ってきて、山間部では雪になるところもあるという話です。
 ゲゲー、また天気悪いんだ、と落ち込んでしまいましたが、考えてみると以前からあこがれていた「朝、テントから出るとあたりは一面の銀世界」という場面が実現するかもしれません。
 それならばもっと北のキャンプ場へ行かなければならない、と言うことで当別町にある一番川オートキャンプ場へ行くことに決定しました。
 当日は朝から時雨模様の冷たい雨が降っています。
 そんな中でキャンプの荷物を積み込んでいると、通り過ぎる人たちが怪訝そうな顔をして見ていきます。
 幸い、途中からは青空も顔を出すまずまずの天気、それでも今時期のこんな天気の中キャンプをする物好きなやつはいないだろうなと考えていたのですが、キャンプ場に着くとすでに数組のキャンパーがいました。
 最終的には10組ほどの数になりましたが、さすがに人気のあるキャンプ場です。
 夜になると気温は4度くらいまで下がり、ちらほらとみぞれ混じりの雨も降ってきました。
 これはいよいよ明日の朝が楽しみになってきたぞと考えながら、各自4個ずつの配給の携帯カイロと一緒にシュラフにもぐり込み、眠りにつきました。
 それでも途中寒さで目が覚め、たしかこのシュラフはマイナス15度まで耐えられると書いてあったはずなのに、ところでこの耐えられるというのは、どんな基準で決めているのだろう等と考えていました。
 次に目が覚めると、いくらか明るくなってきたようです。やけに静かなので、やっぱり雪は降らなかったのかなと少しがっかりしていたのですが、時々バサッ、バサッと何かが落ちる音がします。
 まさかと思い、テントから這い出すとそこには夢に見た世界が現実となって広がっています。雪国に住んでいない人には解らないかもしれませんが、初雪の降った朝というのはなかなか感動的なものですが、それがキャンプ場で体験できるなんて、本当に感激的です。
 しかし、現実は厳しく、我が家のタープは雪の重みに耐えられず、つぶれてしまっていました。他のキャンパーのタープも全滅に近い状態です。
 何とかタープを立て直したのですが、雪が強く降り出したので、10分おきにタープの雪下ろしをしなければなりません。指先は冷たくて感覚が無くなってくるし、悲惨だなーと言いながらやっているのですが、何故かうれしくて笑顔がこぼれてきます。
 最後の撤収はもっと悲惨なのですが、それでもやっぱり、楽しい思い出になりそうです。
 そんなわけで、今回は非常に印象的なキャンプになったのですが、こんなチャンスはそうあるものではなく、本当にラッキーでした。 


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