ひさしぶりのキャンプです。
　今月の第２土曜日はキャンプを中止にして、いつも親の勝手で連れ回されている息子にも人並みの楽しみを味あわせてやろうということで、さっぽろ祭りの露店へ行って来たのです。
　しかし、我が息子は友達と来ないとおもしろくないと言い出すし、奥さんはこんな人混みの中へはもう２度と来たくないと言うし、ああ、こんな事ならキャンプに行っていた方が良かったなあと後悔したのでした。
　今回のキャンプは、キャンプ場ガイドブックで白樺林がとっても爽やかと紹介されていた室蘭岳のキャンプ場へ行ったのですが、これが大はずれ、白樺林は確かに良いのですが大きな公園の片隅に申し訳程度に残された林で、その周りは室蘭市民の憩いの場といった感じで、車が次々と入ってくるし、日帰りバーベキューの一団が大騒ぎしているし、我が家がもっとも苦手にしているタイプのキャンプ場です。
　着いたとたんにその雰囲気を感じ取って他のキャンプ場に行こうとしたのですが、最近すっかり腹のすわってきた我が奥さんが「どうせ他の場所も混んでいるだろうし、まっ、たまにはこんなのでもいいんじゃのいの」と言うのでテントを張ることにしました。
　しかしやっぱりこういうキャンプ場です。あとから続々とやってくるファミリーキャンパーの皆さんは、他に広い場所がたくさんあるのに、何の気にもせず、わざわざ我が家のテントのすぐ前や隣にテントを張り出すのです。さすがに奥さんもたまりかねて「これじゃ耐えられない、もっと奥に移動しましょう」と、せっかく張ったテントをたたみ、キャンプ場の一番隅っこの方に張り直したのでした。
　室蘭までの往復の高速道路代が非常に高く感じたキャンプでした。