今回のキャンプ旅行の目的の一つにオホーツク海から上る朝日を見るというのがあったのですが、ここまでくる途中ずーっと霧雨という最悪の状態、私が密かに楽しみにしていた場所なのにこれではどうしようもありません。
　それで、第二候補地の歌登町ペンケナイふれあいの森キャンプ場に向かったのですが、着いたとたんにカンカン照り、おまけにアブやハチがブンブン飛び回っています。
　それまで、海よりも山のキャンプ場へ行きたいと言っていた息子が、これならさっきの場所の方がいいと言い出すので、また２０数キロの道のりを引き返すことにしました。
　でも、戻ってみるとやっぱりどんよりとした曇り空、こんな天気ではここに泊まる意味が無いのですが、さすがにもう一度引き返すわけにも行かないので、あきらめてテントを張りました。
　実を言うと、我が家も数え切れないくらいキャンプをしているのですが、海岸のキャンプ場に泊まるのは初めて（会社の同僚と行ったりはしていますが）、海育ちの妻は特に海への関心などは無いようなのですが、山育ちの私にとって海は密かなあこがれなのです。
　そんなわけで、残念な天気だったのですが、潮騒の音を聞きながらゆっくりと眠ることができ、満足することができました。
　ところが、翌朝起きてみるとさすがに海霧と海風、タープの中央にしっかりとまとめてあったイス、テーブルがびしょ濡れ、おまけにラジオの天気予報では午後から明日にかけて雨が強くなるとのこと、最後に日本海での夕焼けなどと考えていたのですが、それも絶望的になってしまいました。
　一時はこのまま撤収ということも考えたのですが、さすがに我が家の奥様「白滝高原キャンプ場のバンガローに行ってみましょう」、この時期にバンガローが空いているはずがないと思いつつ電話したところうまく空きがあって、予定通りもう１泊する事ができました。