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1999年我が家のキャンプ日記


朱鞠内湖キャンプ場
  (3/20〜3/21)

オロマップキャンプ場
  (5/2〜5/3)

ニセコサヒナキャンプ場
  (6/5〜6/6

エルム森林公園
  (7/10〜7/11)

望洋台キャンプ場
  (7/31〜8/1)

美笛キャンプ場
  (8/6〜8/8)

然別湖北岸キャンプ場
  (8/11〜8/13)


滝之上キャンプ場
  (8/28〜8/29)


チミケップキャンプ場
  (10/9〜10/11)


厚真大沼野営場
  (10/23〜10/24)

オロマップキャンプ場

 「中学生になって部活とか始まったら、もうキャンプへは行けないからね」と、息子から最後通告を言い渡されていた。
 バスケ部に入るかどうかで悩んでいる息子を見て「おまえは俺に似て運動神経が悪いんだから、運動系よりも美術部なんかに入った方が才能が開花するかも知れないぞ・・・。それに文化系だと休日はだいたい休みになるから、一緒にキャンプへ行けるぞ・・・」と、心の中で考えていたのだが、親の期待もむなしく息子はバスケ部に入部してしまった。

 ところが幸い、ゴールデンウィーク期間中は部活も休みになるとのことで、急遽キャンプの計画を立てることになった。
 どうせなら今まで泊まったことが無いキャンプ場にしようということで、ある人のホームページでお薦めのキャンプ場と紹介されていた、日高のオロマップキャンプ場へ行くことにした。
 出発は5月2日の8時30分、キャンプ場への途中にはサクラで有名な観光地「静内の二十軒道路」があり交通渋滞が心配されたが、幸いひどい渋滞には巻き込まれずに静内を通過することが出来た。

 ガイドブックによるとオロマップキャンプ場のオープンは5月上旬となっており、まだトイレや水場が空いてない恐れがあったので、途中三石オートキャンプ場に寄り、水だけ確保していくことにした。
 三石のオートキャンプ場は、夏の海水浴シーズンに泊まるのならばとても楽しそうなところだが、それ以外の時期は海の眺めも悪く(消波ブロックで視界が遮られている)、あまり良い場所とはいえない。

 オロマップキャンプ場の近くは美しい牧場風景が広がり、楽しい道のりになっている。
 この時期、こんな都会から離れたキャンプ場ならば、ほとんど人もいないだろうと考えていたのだが、到着してみると意外な人の多さに驚かされてしまった。
 大部分は地元の日帰りバーベキューの人達だったが、後から数組のキャンパーもやってきた。
 テントを張る前に場内を下見していると、知っている人に会いビックリさせられた。その人もこのキャンプ場を気に入っているとのことで、マイナーなキャンプ場のわりに、好きな人には人気のある場所のようである。
 確かに、幌別川に隣接する林間のサイトはとてもいい雰囲気だ。
 しかし、川の反対側を通っている国道が丸見えで、おまけにキャンプ場の前の部分が覆道になっているので車の音がよけいに大きく響いてしまう。
 これさえなければ、本当に良いキャンプ場なのに残念である。
 それと、何となくここの川は魚が釣れそうな感じがしたので、今回のキャンプでは釣りも楽しみにしていた。それなのに、場内の看板には大きく「全面禁漁河川」と書かれているじゃないか。
 ギミック社発行のキャンピングガイドには、しっかりと釣りマークが記してあったのに・・・。

 シーズン中になるとここのキャンプ場では薪がたっぷりと用意されているとのことだ。
 今回は、まだ薪は無かったが、場内を一回りするだけで十分な量の薪を集めることが出来た。「これは豪華な焚き火が楽しめるぞ」と嬉しくなってしまう。
 最近はゲームと音楽にしか興味を示さず、キャンプへ来てもテントの中でゲームの本ばかり読んでいる息子も、焚き火だけは好きなようだ。
 おしめを付けている頃からキャンプへ連れ歩いたわりには、アウトドア好きには育ってくれなかったが、焚き火の楽しさだけは解ってくれたようだ。
 でも、焚き火にあたりながら、ヘッドランプを点けてゲームの本を読むのはやめてほしいなー。

 幸いトイレは使えるようになっていたが、予想通り水はまだ出ていなかった。
 食事のメニューはこの辺を考慮していたので大丈夫だったが、顔を洗ったり歯を磨くのはしょうがないので川の水で済ませることにした。
 ところが翌日の帰り道、川の上流の方へ行ってみると、川のすぐ横に牧場の堆肥置き場があるのを見てしまったのだ(オエーッ)。

 今回のキャンプを最後に、息子と一緒にキャンプをする機会はかなり少なくなりそうだが、そろそろ「我が家のファミリーキャンプ」の冠を外して、新しいキャンプスタイルを考えることにしよう。 


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