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四国お遍路 8日目(11月5日)

きよ美旅館 7:10 ~ 民宿海山荘 14:40
移動距離 : 22.5キロ
参拝札所 : 無し
宿泊 : 民宿海山荘 1泊2食付き5000円 (2食付きでこの値段はお勧め)
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遠回りでも旧遍路道

宿の女将さんからお接待のハンカチをもらって、午前7時10分に宿を出る。


日和佐トンネル手前でおじいちゃんに追い付く

薬王寺から次の最御崎寺までは75キロ。
今日から国道歩きがしばらく続く。

日和佐トンネル入り口の東屋で同宿のおじいちゃんに追い付いた。
おじいちゃんは今日、27キロ先の宿を目指すとのこと。
20キロ先の宿を目指す自分たちが情けなくなった。

大きな水車のある小屋、その隣には「元気なおばあちゃん達のおしゃべり広場」の看板。
そこに座っていたのは、おばあちゃんではなく2体の案山子。
何の施設なのか意味不明だったが、何となくほのぼのする。


2体の案山子が出迎えてくれる

突然水車小屋が現れた

 

牟岐町の市街地に入ったので薬局を探す。
昨日から鼻水が出て風邪気味なのである。
調剤薬局しか見つからなかったが、市販薬も置いている薬局を教えてもらい、風邪薬を購入。

牟岐町の国道から少し入ったところに遍路小屋牟岐があったので、そこで一休みすることにする。
殆どの遍路小屋は無人なのに、ここには地元のおばちゃん達がいてお接待をしてくれた。
お茶にコーヒー、お芋にお菓子、サービス満点である。
ここで昼食も食べて、おばちゃんに見送られて再び歩き始める。


展望所からの眺め

牟岐トンネルを抜けた先から国道を離れて旧へんろ道へと入る。
遠回りになって、おまけに標高差100mを上ることになるけれど、味気ない国道を歩き続けるよりはこちらの方が楽しいのだ。
でも、歩き疲れている時ならば、躊躇い無く国道を歩き続けることになると思う。

峠の頂上には「大阪峠」と書かれた小さな手書き標識が木の枝にぶら下げられていた。
「展望の良い場所」の看板があったので、そちらに登ってみたが、わざわざ登ってくるほどの展望ではなかった。
峠から下っていく途中に見えた砂浜の眺めの方が美しい。


美しい砂浜が見える



砂の器ごっこ?

峠から降りてきて、早速その砂浜に寄り道する。
内妻の浜と名前が付いているようだ。

お遍路姿に砂浜とくれば、私たち夫婦はすぐに映画「砂の器」のワンシーンを思い浮かべてしまう。
松本清張の推理小説を映画化したものだが、親子がお遍路姿で放浪の旅を続け、その中で砂浜を歩くシーンがとても印象的なのである。
そのシーンを真似て写真を撮ってみるが、全然雰囲気が出ていなかった。


旧遍路道を歩く

一旦国道へと戻ったが、直ぐにまた旧へんろ道の看板を見つけた。
この道は地図には載っていなかったが、迷わずに旧へんろ道へと進む。
こちらの方は松阪峠といって距離も短く、標高も50m程度。

そこを降りると再び砂浜へと出てきた。
旧へんろ道はそのまま浜に続いていたので、美しい海を眺めながら砂浜を歩いていく。
昔のお遍路さんは道が無いところではこうやって海岸を歩いていたのだろう。
そう思うと、ここを歩くのも楽しくなってくる。


この海岸も遍路道だったのだろう



民宿海山荘への入口

鯖大師本坊に寄り道してから、今日の宿である海山荘に午後3時前に到着。
久しぶりにゆっくりできる。
普通の民宿だろうと思っていたら料亭のような店だったのでちょっと驚いた。
これは食事も豪華かもしれないと期待したが、そちらの方は期待はずれ。
2食付で5000円の宿なのだから食事に期待する方が間違っているのである。

夕食は大きな広間でいただいたが、同宿者は1名だけ。
料理の内容と同じく、ちょっと寂しさが漂っていた。
でも、そこにいた1匹のカマキリにかみさんは大喜び。
「ねえ、ねえ、これってカマキリじゃない?」
かみさんは本物のカマキリを見るのが初めてだったのである。


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