北海道キャンプ場見聞録
余市川
札幌からも近く、手軽に清流を楽しめる川として人気がある。 しかし、夏になるとかなり水が減って鮎釣り師も多くなり、川下りには適さない時期となるらしい。 ここは水の多い新緑の季節に下るのがベストだろう。 また、周辺の山は秋の紅葉も美しいので、この時期に下るのも良いかもしれない。遡上するサケの姿も見られそうだ。 |
大江橋~鮎見橋 (難易度:3 清流度:4)
カヌークラブの例会でここを下ったのは5月の中旬、桜を眺めながらののんびりツーリングのはずが、雪解け水による増水で沈事件も起きる様な川下りとなってしまった。
その沈事件が起こったのは鉄橋下の落ち込みで、それ以外の区間では特に問題となる様な場所は無かった。
ただし、波は大きいので、かなりの緊張を強いられる事になる。
もう少し水量が少なければ、もっと楽に下れる川であるが、そんな時には分流が多くなって、岸辺からの倒木にも注意が必要となる。
鉄橋の手前には頭首口があり、春先まではゲートが開いているのでそのまま通過できるが、閉じている時は右岸か左岸からのポーテージとなる。
鉄橋の下にはブロックが敷き詰められていて、2か所だけ水路のようなって水が流れている。その手前の左岸に上陸して下見をした方が良いが、水が少ない時はカヌーの底をぶつけそうなので素直にポーテージした方が良いだろう。
ここから下流は穏やかな流れとなり、海まで出ることも可能だ。
秋になると鮎見橋の下流にウライが設置されるが、右岸からも左岸からもポーテージ可能である。
ウライの下流側には沢山の鮭が群れている姿を見られるが、鮭の遡上シーズンにはウライの上流でも、ウライを超えてきた鮭の姿を結構見られるだろう。
川の水位情報:然別観測所、鮎見橋観測所
川下り日記:2006/5(大江橋~鮎見橋) 2011/5(大江橋~鮎見橋) 2014/11(大江橋~鮎見橋) 2021/09(月見橋~田川橋)
川下り動画:2014/11(鉄橋の瀬)
風景を眺めながらゆっくりと下れる川である
春先の増水時でもそんなに激しい瀬はない
良いウェーブができて楽しめる
水が少ない時はこの程度の瀬が点在する程度
それでもサーフィンを楽しもうとする人達
難所は鉄橋下の瀬、増水時の方が下りやすいかも
水が少ない時は水中のブロックにぶつかりそうだ
頭首口はゲートが開いていたらラッキー
春先は新緑と残雪の山の風景が美しい
紅葉の季節には遅すぎた
ゴール直前、このまま海まで下りたくなる