北海道キャンプ場見聞録
歴舟中の川
歴舟川とヌビナイ川の間に挟まれた中の川は、カヌーフィールドとしての知名度は低い。 ちょっとした増水で直ぐに水が濁ってしまうとの話しも聞いたことがあるけれど、増水していないときの水の透明度は最高である。 ただし、水が少ない時は他の二つの川よりも下るのが大変かもしれない。 ヌビナイ川よりも難易度は低く、歴舟川上流部で気軽にダウンリバーを楽しみたい時には、お勧めの川と言える。 |
砂防ダム~歴舟川合流部 (難易度:3 清流度:5)
歴舟川上流部の三つの川、ヌビナイ川がきかん坊の兄貴で、歴舟川がちょっと勝気なお姉さんとしたら、この歴舟中の川は可愛らしい妹ってところだろうか。
水が少ない時は下るのが大変そうとのイメージもあったけれど、浅瀬のところでも川底が小砂利なので、カヌーから降りて歩くのも気にならない。
注意しなければならないのは、流れの真ん中に岩が絡んだ瀬の一箇所だけで、他は初心者でも下れそうなところばかりだ。
そうして最後にヌビナイ川、歴舟川とほぼ同じ場所で合流する。
歴舟3兄弟とも言えるこれらの川を全て下ってみると、それぞれの川の違いがとても良くわかって、面白い経験ができるだろう。
ところが2010年、2012年にここを下った時は、水が少なくて大変な目に遭った。
その時の水量では、上流部の何処を下っても同じ事になっていただろう。
水量も十分で、水も澄んでいる時ならば極上の川下りを楽しめる。しかし、そんな好条件に巡り合えるのは中々難しい川なのである。
川の水位情報:歴舟川尾田観測所
川下り日記:2009/9(砂防ダム~キャンプ場) 2010/9(砂防ダム~キャンプ場) 2012/9(砂防ダム~中の川大橋上流) 2014/9(砂防ダム~キャンプ場)
美しい風景に癒されながらゆったりと下れるかどうかは水量次第
砂防ダムに見送られてスタート
ヌビナイ川の様な玉石の川底もあるけれど
大部分は小砂利の川底である
途中で現れる瀬も難易度は高くない
ここが一番の難所、水が少ないと苦労する
それでも美しい風景に癒される
一番のビューポイント、両岸から岩壁が迫る
岩壁に挟まれた中は流れも穏やか