9月例会最終日は中の川を下る。 それでも、前2日間の川下りが結構ハードだったので、3日目ともなるとリタイアするメンバーが相次いだ。 そんな中、膝にできた原因不明の瘤が次第に大きくなり、状態としては一番悪そうに見えるO橋さんは、そのコブの回りをガムテープなどで保護してまで川を下ると言うのだから、リタイア組もその心意気を見習ってほしいものである。 参加者は12名。 それでも澄んだ水を透して川底の石がくっきりと見え、まるで空中に浮いている様な感覚でカヌーが流れていく。 中の川を下るのはこれが4回目になるけれど、瀬と呼べるような流れは一か所くらいしか記憶に残ってない。 |
穏やかな流れの中をのんびりと下る | 太陽が隠れているので景色は今一 |
カヤックメンバーが早速そこでサーフィンを始める。 その瀬を過ぎれば、景色の良い渓谷部は終わりとなる。 後は何もない流れが続いている。 |
陽が射すと川の美しさも引き立つ | 巨大な倒木が川の中に |
渓谷は終わってしまったのかとガッカリしていたが、実は一番のビューポイントはこの先に残っていたのである。 そこから少し下流の岩壁に、赤い花が群落となって咲いているのが見えた。 |
美しい渓谷が見えてきた |
渓谷の中で佇む | 岩場で咲くカラフトミセバヤ |
渓谷の風景に見惚れる |
ちょっとした瀬があり、そこでまた皆が遊びそうだったので、私達はサッサと河原に上陸した。 メスの回りに数匹のオスが群れていたので、もしかしたらこれから産卵するところだったのかもしれない。 ちなみに、サケを捕まえて水中から持ち上げただけで法律違反となってしまうとのこと。 そんな話をしている時に、河原の上に1匹のサケの死骸があるのを誰かが見つけた。 食べ物が豊富な時、クマはサケを捕まえても、卵と頭しか食べないと聞いたことがある。 そのサケの体は砂にまみれて、まだ濡れているようにも見える。 まだ昼前だったけれど、そのままそこの河原で昼食にする。 |
休憩した河原 | 水の流れ落ちる土壁 |
その後も土壁の風景やおびただしい数の流木の風景などを楽しみながら、のんびりと下って、三つの川が合流するポイントまでやってきた。 下り終えるのに5時間はかかるだろうと考えていた中の川を、一度もポーテージすることなく2時間50分で下り終えて、キャンプ場まで戻ってきた。 2014年9月15日 曇りのち晴れ |
巨大な倒木の根にビックリ | おびただしい数の流木にビックリ |
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