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留辺志部川(ルベシベ川)

国道333号線の北見峠近くの山が源流で、上川町の市街地近くで石狩川に合流する川である。
カヌーフィールドとしては全くマイナーな存在で、一部のホワイトウォーター好きなカヤッカーが増水時に下るような川である。
それでも、ちょうど良い水量の時ならば大型のカナディアンでも何とか下ることは可能なので、腕に覚えのあるパドラーならば挑戦してみるのも良いかもしれない。
ただし、どんな障害物が待ち構えているかは、その時にならなければ分からないだろう。



中越~上川橋上流 (難易度:4 清流度:4)

カヌークラブの例会で初めてここを下った時のルベシベ観測所(現在は閉局)での水位が402.14m。大型のカナディアンで下るのはこれがギリギリのラインだろう。
ほとんどの区間が瀬となっていて、波の高い瀬では必ず水が入ってしまう。水抜きしようと思っても、エディがほとんど無いので大変である。
ただ、波が高いだけでトリッキーな瀬はほとんど無く、問題はそれよりも流木などの障害物である。
流れがカーブしているところでは、ほとんどと言っても良い程に流木が絡んでいるし、自然河川なので何処で突然流木のストレーナーが現れるかも分からない。
小回りの利くカヤックが一緒で、先の状態を確かめてくれるような体制が取れていなければ、カナディアンでは恐ろしくて下っていられない。
その後、この川を2回下っているけれど、いずれも初めて下った時より水が少なくて、瀬の難易度もかなり下がっていた。
それでも、流木の多さは相変わらずで、次第に増えてきている気がする。
核心部と言われるところでは、流れを塞ぐような大岩が幾つか現れるが、最後に下った時は川の流れが変わって大岩の姿も確認できなくなっていた。
日東橋の手前に堰堤があり、ストッパーが出来ないタイプの堰堤なので水の多い時ならばカヤックだと下ることも可能だ。
ただし、ここを大型のカナディアンで下ったりすると、確実に舟が折れてしまうので絶対に止めた方が良い。(経験者)
左岸側に魚道があるので、倒木さえ絡んでいなければ、そこを通過できる。
上級者ならば楽しめるかもしれない川だが、ハッキリ言ってわざわざ大型カナディアンで下るような川ではない。


川の水位情報:石狩川上川観測所(留辺志部川には水位観測所が無いので参考)

川下り日記:2013/6(トイマルク林道入口~日東橋) 2016/6(中越小学校跡地~上川橋上流) 2017/09(中越小学校跡地~上川橋上流)

川下り動画:2013/06(水多し、カヌー折れる)、2016/06(倒木特集)、2017/09(倒木と隠れ岩だらけ)
 


留辺志部川(ルベシベ川)
留辺志部川はどんな川?と聞かれた時、こんな川ですと説明できる写真
留辺志部川(ルベシベ川)
小さな川なのにこんなに大きな流木が転がっている
留辺志部川(ルベシベ川)
この流木に吸い込まれそうになったカヤックがいた
留辺志部川(ルベシベ川)
水が増えるとこんな瀬が連続する
留辺志部川(ルベシベ川)
水が少なければ比較的楽には下れるが
留辺志部川(ルベシベ川)
2016年夏の台風被害で被害を受けた石北本線の覆道
留辺志部川(ルベシベ川)
この堰堤を下ってカヌーを折ってしまった



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