北海道キャンプ場見聞録
道立オホーツク公園オートキャンプ場てんとらんど
ロケーション | 環 境 | 荷物運搬 |
- 所在地
- 網走市字八坂
- 料金
- 施設維持費:中学生以上1泊1100円、小学生500円 フリーテントサイト:1張500円 プライベートサイト:1区画2500円 キャンピングカーサイト:1区画3700円(フリーサイト以外は各水道、シンク、電源付き) ※オフシーズンの割引料金もあり
- 開設期間
- 4月28日~10月14日
- 問い合わせ先
- オホーツク公園管理事務所:0152-45-2277
- 最終利用年月
- 2016年9月
- 関連ページ
- ・公式ホームページ ・2015日記 ・2016日記
網走マラソンを走る時、高規格オートキャンプ場に泊まれば何かと便利だろうと考えて、このキャンプ場を始めて利用した。
電話で予約したところ、網走の観光ガイドなどが郵送されてきて、そのサービスの良さに驚かされた。
予約の際にはサイトの場所まで指定できるので、Googleの航空写真を参考にして良さそうなサイトを選んだが、これはちょっと失敗だった。
このキャンプ場は、標高207mの天都山の東斜面に造成されている。
そのために各サイトにも高低差があり、場所によってはロケーションもかなり違ってくるのだ。
一番高い場所にあるのがキャンピングカーサイトで、ここは樹木が多くて落ち着いた雰囲気である。
ただ、展望はあまり利かない。
その下に私が利用したプライベートサイトがあり、同じサイトの中にも高低差があるので、眺めの良い場所が分かっていれば予約の際にそこを指定できるのだ。
一番下にあるのがフリーサイトである。
展望としては、このフリーサイトが一番良いかもしれない。
樹木も少ないので何も遮るものも無く、オホーツク海から斜里平野、そしてその先に聳える斜里岳や海別岳、そして知床連山へと繋がる雄大なパノラマを一望できるのだ。
管理棟は場内の一番上にあって、そこから各サイトへ降りていくのだが、その手前にある展望台からの眺めが、やっぱり一番だろう。
朝日が昇る風景は、是非この展望台から眺めて欲しい。
プライベートサイトは個別に水道、シンク、コンセントが設置され、各サイトの広さも十分である。
芝生も綺麗に管理されていて、これでは焚き火もできないだろうと諦めていたが、各サイトに用意されているブロックを焚き火台の下に敷いて芝生を痛めないようにすれば問題ないとのこと。
私が一番驚いたのは、場内に薪小屋があってそこの薪を自由に使えることだった。
我が家のようなキャンパーばかりだったら、そんな薪小屋はあっという間に空になってしまいそうだが、ここのキャンプ場ではそんな事はないのかもしれない。
子ども達が楽しめるようなイベントも常に行われていて、本当の高規格オートキャンプ場とはこのようなものなのだと、改めて感心させられた。
その他オホーツク公園内には、北方民族博物館にパークゴルフ場、ドッグランや屋外遊具広場、センターハウス内の室内遊具室などの施設もあって、1泊だけでは遊びきれないだろう。
天都山には、他にもオホーツク流氷館、展望台、フラワーガーデンはな・てんと、博物館網走監獄などの観光施設も充実。
山を下れば直ぐに網走の市街地で、網走観光のベースキャンプとするには最高のキャンプ場である。
勿論宿泊費もそれなりだが、平日料金や繁忙期以外の割安料金も設定されているので、時期によっては意外なほど安く泊まる事もできる。
お勧めのオートキャンプ場である。
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