北海道キャンプ場見聞録
オホーツクの空の下で網走キャンプ
オートキャンプ場てんとらんど(9月26日〜28日)
網走マラソンを走るために宿泊場所に選んだのは、オートキャンプ場てんとらんど。 遠くまで出かける時に昼食を何処で食べるかは、一つの楽しみでもある。 能取湖のサンゴ草群生地にも寄り道。 それでも、ちょうど見頃の時期にも関わらず、観光客の姿は疎らだった。 その後は、マラソンコースの下見も兼ねて能取半島を一周する。 今日の能取岬はその時とは正反対の穏やかな表情を見せていた。 岬の一部は、網走市営の美岬牧場になっている。 |
明日はこの灯台の周りを一周する |
美岬のヤチダモと背比べ? | 牛と馬が一緒に放牧されている |
半島を一周した後は、マラソンのゴール地点である大曲湖畔園地へ行ってみた。 そうしてキャンプ場に到着。 ところが、航空写真では平面的な様子は把握できるけれど、高低差までは分からない。 マラソンがあるのでキャンプ場も混雑するかもしれないと思って予約したのだが、そんな心配は無用だった。 私の感覚では、地方のマラソン大会に出るのならば普通にキャンプ場に泊まるのだけれど、一般ランナーはそうでもないらしい。 キャンプ場にマラソン会場が隣接している別海では、それなりにキャンプ場も賑わっていたけれど、洞爺湖マラソンの時のグリーンステイ洞爺湖などはがら空きだった。 キャンプ場の管理はさすがに行き届いていて、サイトの芝生も最高の状態である。 夕方になって、街の中で行われるマラソンの開会式に出かける。 |
夕日に染まる網走湖 |
開会式を終えてキャンプ場に戻ってくる頃には、辺りは既に真っ暗。 夕食は簡単に済ませて、月を眺めながら焚き火を楽しむ。 マラソン大会当日の天気は、曇りで午後には雨が降るとの予報になっていた。 朝目覚めた時は、明けの明星の金星だけが東の空に輝いていた。 空気が澄んでいれば、知床連山や斜里岳の姿も望めるのだが、今朝は残念ながらそれらの姿は霞んでしまっている。 |
朝日に照らされるキャンプ場 |
9時にスタートする頃には天気も良かったのに、午後2時頃から土砂降りの雨となり、ずぶ濡れになってゴールイン。 何時もならばレース後は近くの温泉で汗を流すところだが、土砂降りの雨のおかげで既に汗は流れてしまっていたので、キャンプ場の無料シャワーで済ませることにした。 シャワーを浴びて外に出てくると、東の空には真ん丸い月が浮かんでいた。 夕食を作る気力も無いので、市内のスーパーで買ってきた生寿司が今日のメニューである。 フードマスターベーシックと聞いたことの無いスーパーだが、昨日ここで買い物した時も、刺身類の新鮮さに驚かされていたので、夕食は迷うことなくここで買うことにしたのである。 惣菜類が美味しい事で、地元でも評判の店らしい。 今夜は風も無く、焚き火日和である。 我が家がこのまま一週間くらい連泊したら、小屋に残っていた薪は完全に燃やし尽くせそうだ。 今夜は他のキャンパーは数組しかいない。多分全員が今日のマラソンを走った人たちなのだろう。 中秋の名月の下、二人で今日のマラソンを色々な出来事を振り返りながら焚き火を楽しむ。 |
中秋の名月に照らされる良い夜だった |
キャンプ最後の朝も素晴らしい快晴に恵まれた。 今朝は、斜里岳から知床連山までくっきりと見渡せた。 快適な朝の時間を過ごし、テントも乾いたところで気持ち良く撤収。 キャンプ場を出た後は、一観光客としてオホーツク流氷館、博物館網走監獄を見て回る。 |
斜里岳や海別岳のシルエットと知床半島から昇る朝日 |
落ち葉が朝日に映える | 朝日に照らされる我が家のサイト |
網走監獄は、道内の有名観光地の中で未だに訪れていない場所として、最後まで残っていたところである。 何時ものように蝋人形と絡みながら写真を撮る。 昼は回転寿司にすることで二人の意見は一致。 入ったのは「ビッグサン」と言う、名前も外観も全く寿司屋らしくない店。 札幌へと帰る途中は、身の危険を感じるような風と雨に見舞われながら、楽しい網走キャンプを終えたのである。 |
網走監獄は見応えがあった | ランチメニューの海鮮丼1000円也 |
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