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利別川

陸別から足寄、本別、池田と、十勝の四つの町の間を流れて最後は十勝川へと流れ込む利別川。
カヌーフィールドとしては殆んど知られていないが、陸別から足寄の間は変化に富んだ風景を楽しめ、流れも穏やかで、カナディアンカヌーで下るには魅力的な川である。
夏の渇水期には川の水もかなり少なくなるようだが、砂利の川底なので、カヌーを引っ張って歩くのもそれ程苦にはならないだろう。
ただ、この区間でも河川の改修工事が着々と進められてきているので、今のうちに下っておくのが良さそうだ。



大誉地~愛和橋 (難易度:2 清流度:3)

私が下ったのは大誉地から愛和橋までの30キロの区間である。
上利別までは全くの自然河川の様相だったが、上利別本町付近では河道拡幅工事が盛んに行われていて、そこから下流では川の様相もかなり変わってしまう。
恐らく下流側から上流に向かって順に工事が進められているのだろう。下るにしたがって河畔林も回復してきて、工事の傷跡は気にならなくなってくる。
しかし、川幅が広げられているので浅瀬も多くなり、渇水期には下るのに苦労するかもしれない。
この川の一番の魅力は、様々な土壁の風景だろう。
蛇行を繰り返しながら流れる川は、その蛇行部分毎に土壁を作り出す。 特に、第四利別橋上流と西1線橋下流の土壁は圧巻である。
瀬と呼べるような瀬も殆ど無く、こんな風景を眺めながらのんびりと下ることができる。
ただし、自然河川なので、倒木で突然川が塞がっているような状況も十分にあり得る。増水して流れが速くなっている時などは、上級者と一緒でなければ避けた方が良いだろう。


川の水位情報:大誉地観測所

川下り日記:2015/6(大誉地~愛和橋) 2015/9(大誉地~上利別橋)

川下り動画:2015/06(川の紹介)

 



この川の一番の魅力は土壁の風景だと思う

濃い緑の中を下っていく

自然が作り上げた美しい岩組

最初に現れる土壁

川が蛇行する度に土壁が現れる

土壁を眺めながらの良い休憩ポイントだ

上ワシップ川の流れ込み部分も良い場所だ

河道拡幅工事の現場、河畔林が根こそぎ伐採される

途中の瀬はこれで最大くらいだ

一番目立っている白い土壁

その迫力に圧倒される



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