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利別川

(大誉地〜上利別橋)

カヌークラブ9月例会の初日は利別川を下る。
前日の雨で川の水はまっ茶色に濁り、水位も6月に下見で下った時よりも45センチ増えている。
他の川ならば例会中止も考えなければならないところだが、元々が穏やかな流れの川で、途中の数箇所の橋の上から見た状況からも問題は無いだろうと判断していた。

茶色く濁った利別川とは言っても、ここを下ったことがあるのは私達夫婦とkenjiさん夫婦だけなのである。

何時ものメンバーならば何の問題も無い。
ところが、利別川は退屈なくらいに穏やかな川だとの前評判を聞いて、マイキーさんがカヤックを始めたばかりの奥さんを連れてきて、I上さんも川下り2回目の同僚の若い女性を連れてきているのだ。

加えて、「チャプチャプの川だよ」との言葉を信じてやってきたガンちゃんは、まっ茶色に濁った利別川を前にして「また、騙された・・・」とつぶやいていた。

それでも、マイキーさんの奥さんはドッグパドルで習ったことがあるらしいし、I上さんの同僚も空知川を一緒に下ったことがあるし、ガンちゃんも毎回騙されながら数々の激流を下っているので、心配はしていなかった。

道路上でまったり10年ぶりに例会参加のK崎さんの到着が遅れたので、皆で道路際に座り込んでのんびりと待っていた。
そこは、普段は人の気配も少ない大誉地の集落のど真ん中。
見かけたのは道路を横断する猫の姿だけだったが、突然現れた怪しい集団に、地元の人は家の中から不審の眼差しを向けていたのかもしれない。

参加者は14名。
何時もの例会と比べると少ない人数だが、5連休で、しかも札幌から遠い遠隔地ともなれば、しょうがないところだ。
退屈な川だと聞いて参加を見送った会員もいたようだが、クラブの例会としては色々な川を下った方が良い。
14名中、女子が5名と、画期的に女子率が高いのもその表れだろう。
ただ、女子と表現するにはちょっと無理のある方々も混ざっているのは、如何ともし難い。

利別川を下る茶色の水の上にカヌーを浮かべる。
増水して流れは速いけれど、波はそれ程高くはない。
川底の石が小さいからなのだろう。
これならば、もう1m増水しても大して変わらないかもしれない。

のんびりと流されていくと、かみさんが川岸にキノコを発見。
前回に利別川を下った時もそうだったが、ここを下る時は常に川岸にセンサーを向けているようだ。
見つけたのは、残念ながら前回のようなタモギタケではなく、やや盛りを過ぎたヤナギタケ。
一応は収穫してみたけれど途中で捨ててしまう。


ヤナギタケ   利別川を下る
ちょっと大きくなりすぎたヤナギタケ   河畔の木々も色付き始めている

スタート時は雲が広がっていたが、次第に日も射すようになってきた。
そうすると、河畔の色付いた木々も鮮やかに見え、茶色く濁った水もキラキラと輝きはじめる。


利別川を下る
日が射してくると川の風景も美しく見える

川原で豚汁今回の川下りでは、途中の川原で豚汁を食べるオプションが付いていた。
kenjiさんが企画してくれたもので、豚汁も全て用意してくれて、後はそれを温めるだけ。

ちょうど良い川原を見つけて上陸。
具沢山の豚汁だった。
温まるのを待ちかねたように、皆が鍋の周りに集まってくる。

太陽に照らされた川原に座り込んで、熱々の豚汁をいただく。
気温も高くなっていて、日向では暑すぎるので木陰に避難する。
中には、川の中の倒木に腰掛けて豚汁を食べているメンバーもいた。


倒木の上で豚汁を   青空が広がる
4人が座るとミシミシと音が聞こえた   いつの間にか青空が広がっていた

利別川を下る皆、腹一杯になって再び下り始める。
上空には青空が広がり、黄色や茶色に色付き始めた河畔の木々。
その色付いた木々よりも、川の水の方がまっ茶色に染まっているのはご愛嬌だ。

利別川の一番の魅力は、様々な土壁の風景である。
今回は、色付き始めた木々がその土壁のアクセントとなり、前回よりも美しく感じられる。

途中で川全面にやや大きめの波が立っている瀬が現れ、初心者メンバーの事が気になったが、無事に通過。
やっぱり、これだけ水が増えると、全てが穏やかな流れのままとはいかないようだ。
場所によってはサーフィンを楽しめるようなウェーブもできていて、早速そこで遊び始める人もいた。


利別川を下る
土壁の風景が美しい利別川

利別川を下る   利別川のウェーブ
ドキッとする瀬もある   サーフィンだってできる


利別川を下るちょっとしたスリルを味わいながらも、ほとんどの区間は、ゆったりと流されるように下っていく。
この川を例会で下る事に「退屈じゃないか」と不満を漏らすメンバーもいたのは確かである。
でも、瀬遊びだけが川下りの目的ではない。
川の上からしか見ることのできない風景。そんな風景に出会えるのも川下りの楽しみの一つである。
天気にも恵まれ、利別川を例会に含めた目的は、何とか達成できたようだ。

ゴール地点に選んだのは上利別橋。
下見の時は、もっと下流の塩幌橋で上陸していたが、上利別橋から下流は川道拡幅の改修が入っているので、自然河川の魅力は失われているのだ。
それに、塩幌橋までだと18キロの距離を下る事になってしまう。
増水して流れが速いとは言っても、最後の方は修行のような川下りになってしまうのは確実である。


利別川の川下り
のんびりとした川下り

駐車スペースも小さく上陸もしづらい場所だったけれど、ここまでかかった時間は豚汁休憩を挟んでの2時間15分。
例会で皆が楽しく下れるのは、穏やかな流れの川ではこれくらいが限界なのだ。
例会を企画するのも結構大変なのである。

例会最初の川下りを無事に終えて、今日の宿泊地であるクマゲラへと皆で向かった。

2015年9月20日 曇りのち晴れ 
当日12:00利別川水位(大誉地観測所) 156.74m


利別川の川下り
利別川の土壁の眺めは最高

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