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長流川

旧大滝村や北湯沢温泉付近で国道453号線のすぐ横を流れているのが長流川である。
北湯沢温泉湯元名水亭付近の長流川の川底は流紋岩の滑床となっていて、その美しさから白絹の床と呼ばれている。
河原には温泉旅館の露天風呂が造られ、直ぐに温泉卵ができるような熱水が自然湧出している場所もある。
カヌーフィールドとしてはなかなか楽しそうな川だけれど、岩も多くてカナディアンカヌーで下るにはかなりの苦労を強いられる。



清流橋~徳舜瞥川合流部 (難易度:5 清流度:3)

私達がここを下ったのは、川の水位が最も下がった時であった。
長流川は本来、カヤックのエキスパートの人達が下るような川であるが、水が少なかったので大型カナディアンでも下ることができたのだと思う。
ただし、何度も座礁したり、岩に挟まったりを繰り返して、やっと下った様な状況で、下り終えた後には「ここはカナディアンで下るような川ではない」と痛感した次第である。
周りの環境の割には水が少し濁り気味なのも気になった。
もうちょっとだけ水が増えれば、少しは下りやすくなりそうだが、それ以上増えると、今度は逆に恐ろしくて下る気にはならない。
とにかく岩だらけの川なので、増水時にここで沈して流されたりすると命に関わることになりそうだ。
それでも、白絹の床と呼ばれている付近の美しさは、北海道の川では他に例がなく、ここを下れるだけでも苦労する意味があるかもしれない。
たた、温泉の宿泊客が裸足で滑床の上を散歩している姿を見かけることもあり、無理してカヌーで下る必要もないのである。
上流部には大滝ナイアガラの滝と呼ばれる景勝地がある。
滝は見て楽しむものだと思うけれど、カヌー乗りの中には落ちて楽しむ人もいるみたいだ。私も、「大型カナディアンで滝落ちしたらどうなるのだろう」といった興味はあるけれど、なかなか実行に移す機会が巡ってこない。
2018年には岩盤の一部が崩れ、流木も絡んだりして、ここでの滝落ちは暫くの間、止めておいた方が良さそうだ。


川の水位情報:優徳観測所

川下り日記:2014/08(大滝中学校前~徳舜瞥川合流部) 2015/08(大滝パークゴルフ場~旧湯元名水亭前)

川下り動画:2014/08(川全体の紹介)、2015/08(滝落ち)
 
 



道内の他の川では見ることのできない滑床の風景
 

こんな穏やかな風景はここだけ

これくらいの滝落ちなら楽しめるけれど

これは本物の滝

それでも落ちたがる人はいるのだ

岩だらけの瀬を過ぎると

滑床の風景が

そしてまた厳しい落ち込み

そしてまた滑床の風景

温泉街に入ると温泉らしい風景が

温泉宿の下には所々で湯も湧いている

岩だらけで何処を下れば良いのか

大型カナディアンで下るような川ではない



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