礼文島から帰ってきた足でそのまま白滝高原キャンプ場入り。 途中から雨が降り始める生憎の天気。 毎週のように何処かの川を下っている人達なので、少々の雨は全く気にならないらしい。 支湧別川の水量は多すぎることも少なすぎることもなく、一番下りやすい水量だろうか。 それを嫌って、皆はその下流からカヌーに乗り込んでいるのに、I山さんやよしひろさんは全く動じることもなくその上流から下ってきて、倒木の横をすり抜けていく。 暫くは特に難しい場所も無く、何度かその上流からスタートしたことがある大成橋まで下ってきた。 しかし、その先のちょっとした瀬であっさりと沈。 岩が絡んでいる訳でもなく、波も素直で、何でそこで沈したのかが良く分からない。 そこから先、支湧別川らしい岩の絡んだ流れが増えてくる。 次の橋が見えてくると、その直前に岩に挟まれて流れが狭まっている場所がある。 |
苔生した岩が美しい |
その橋から下流が、支湧別川で一番美しい区間である。 昼食を終えて再び下り始める。 よしひろさんのカヌーがひっくり返った。 「あ〜あ、またやっちゃったな」と思ってい見ていたら、ロールで起き上がってきたのには驚いた。 |
OC-1でロールを決めたよしひろさん | 美しい流れが続く |
風景は美しいけれど流れはテクニカルな支湧別川 |
高速道路が前方に見えてくると、苔の美しい区間も終わりとなる。 まずは、流れが岩壁にぶつかり右へ直角に曲がる難所。 かみさんが突然、「どっちから行くの?」と聞いてきた。 後続のメンバーは、私達のカヌーを避けて右側を下ってくれたが、これでもしも流れを完全に塞ぐかたちになっていたら大騒ぎになるところだった。 カヌーの水抜きをして再び下り始める。 しょうがなく下り続けるが、その先にいやらしい落ち込みが見えてきた。 そこで気が緩んだわけではないが、その先の岩に対する備えが少し遅れた。 かみさんがそのパドルを追いかけて先に流れていった。 そうして、N島さんが岸からカヌーを確保してくれて、私はI上さんの投げてくれたロープに掴まる。 今回の支湧別川では、自分達は3回沈したとずーっと思い込んでいた。 まあ、2回にせよ、3回にせよ、気分的にはボロボロになっていたことに変わりはない。 「明日のルベシベ川はパスしよう」 2016年6月25日 曇り時々雨 |
湧別川本流との合流部から見た本流の様子 |
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