北海道キャンプ場見聞録
豊岡農村公園キャンプ場
ロケーション | 環 境 | 荷物運搬 |
ここは混雑とは無縁のキャンプ場である。
我が家がここに泊まった時も、他に誰もキャンパーがいないようなキャンプ場でゆっくりしたい、そう思ってやって来たのだが、まさに狙い通りのキャンプを楽しめた。
ただ、それなりの欠点はある。
一番気になるのは、サイトが全体に傾斜していて平らな部分がほとんど無いということだ。トイレの前と東屋の前にかろうじて平らな場所があるが、そこにテントを張る気にはなれないだろう。
場内には何ヵ所か野外卓が置かれていて、野外卓こそ平らになっているが、その回りも全て傾斜地である。それでも、斜面に対して縦になって寝れば意外とその傾斜も気にならないものである。
それに、回りが市営牧場に囲まれ、キャンプ場の直ぐ近くに牛舎も有るので、特有の臭いがほんのりと漂ってくる。
これらの欠点さえ我慢したら、なかなか快適なキャンプが楽しめるだろう。
なんと言ってもその静けさ、聞こえるのは小川のせせらぎの音だけ、秋ならば虫の声に包まれたキャンプが楽しめる。
市街地からも十分に離れているので、美しい星空も楽しめそうだ。
サイトから降りたところには、感じの良い小川も流れている。ただし、回りは牧場地帯なので、その水質については保証しかねる。
この小川沿いが公園になっているが、遊具が一つ申し訳程度に置かれているだけである。
キャンプ場の周囲は丘などに囲まれているので、広々としたロケーションはそれほど楽しめない。サイト前の河畔林を眺めるくらいだ。
この河畔林の中に1本だけ大きな桜の木があるので、花が咲く時期にはもしかしたら贅沢なキャンプを楽しめるかもしれない。
ガイドブックではオートキャンプができないことになっているが、こんな場所なので利用者は自由に車を乗り入れているようである。
利用者の少ないキャンプ場が次々と閉鎖される中で、このキャンプ場が今まで生き残っているのは奇跡の様な気がする。
キャンプ場全景
右の砂利道を入っていくと一番奥が駐車場になっている
駐車場側から入り口方向を眺めた様子
奥の林の中を降りたところに、小さな川が流れている
反対側は急斜面で、この上を登ったところに
牛舎などの施設があるみたいだ
防疫の関係で一般の車は入っていけない
トイレの建物、当然汲み取り式トイレだ
その前にむき出しの水場がある
蛇口は押している間しか水の出ないタイプ
サイトの隣を流れる小川
何となく茶色い水に見えるのは気のせいか・・・
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