北海道キャンプ場見聞録
滝上渓谷公園キャンプ場
ロケーション | 環 境 | 荷物運搬 |
ここがキャンプ場として名乗っているのがちょっと信じられないが、逆に考えれば、一般的な公園ではキャンプ禁止となっているのが普通なのに、ここでは堂々とテントを張れるのだから、キャンパーとしてはありがたいことなのかもしれない。
予備知識無しで訪れた人は、どこにキャンプ場があるのか分からないだろう。
バーベキューコーナーが併設された立派な炊事場の建物は直ぐに目に付くけれど、その周辺にサイトらしきものが見当たらないのである。
実はその炊事場の周りの空間(あえて広場とは言わない)が、テントを張ることができる場所なのである。
公表数字は10張りとなっているけれど、私の見た限りでは普通のキャンプをするのならソロテントで5張りが精一杯だ。
でも、ここで普通のキャンプをする人はいないだろうから、寝るだけのためにソロテントを張るのなら10張りも不可能ではない。
普通ではないキャンプとは、つまり炊事場を生活スペースとして使うことである。一般的なキャンプ場ではそんな行為は許されないが、ここでは逆にそうしなければキャンプ場として利用価値が無いと言っても良いだろう。
私がここに泊まった時も、到着時から翌朝までずーっと風雨が強かったが、この建物のおかげで、快適なキャンプを楽しめたのである。
ファミリーの利用はお勧めできないが、ライダーやチャリダーが雨天時の避難場所として利用するには良いキャンプ場である。
無料のキャンプ場だけれど、利用の際には渓谷公園センターハウスでの受付が必要である。
滝上町は見どころも多く魅力的な街なので、是非もっと良い場所にキャンプ場を作って欲しいものだ。
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