北海道キャンプ場見聞録
我が家のファミリー通信 No.65
2015京都紅葉の旅最終日 |
京都の旅最終日は昨日に続いて快晴の朝だった。 それでも朝の7時半には稲荷駅に到着。 その集団をやり過ごすように、少し遅れ気味に歩いて、まずは本殿に参拝する。 伏見稲荷は12年前にも訪れていたが、伏見稲荷だけはもう一度行きたいとの私の希望を聞いてもらったのだ。 |
稲穂をくわえた狛狐 | 玉をくわえた狛狐 |
狛犬の写真を撮りながら参拝を済ませ、次はいよいよ千本鳥居の中を歩く。 嬉しくて、歩きながら何枚も写真を撮ってしまう。 千本鳥居を抜けると奥社の奉拝所があり、その近くに「おもかる石」がある。 石灯篭の笠部分の石を持ち上げ、自分で考えていた以上に軽く感じれば願いが叶うと言われている。 その姿に圧倒されながら、私もやってみた。 ここから先が私の好きな千本鳥居となる。 |
延々と続く千本鳥居 | 中を歩いていると厳粛な気持ちになってくる |
そして所々にまとまってある、おびただしい数の石の祠。 石の祠は「お塚」と呼ばれていて、稲荷神を信仰する人達が私的な守護神として奉納したものらしい。 更に登っていくと新池という池があり、その池のほとりに熊鷹社がある。 |
冷気漂う熊鷹社 |
そこから先は急な階段が続き、その周りにも途切れることなく鳥居が立ち並んでいる。 鳥居の裏には奉納者の名前と年月が書かれているが、殆んどが平成の年号の鳥居である。 そこには素晴らしい展望が広がっていた。 四ツ辻からは、稲荷山をぐるりと一回りするお山めぐりの道が続いている。 左回りは登り階段で始まり、右回りは下り階段で始まる。 しいて言えば、順に三ノ峰、間ノ峰、二ノ峰、一ノ峰と続いている左周りの方が参拝順としては良いのかもしれない。 最初は、この稲荷山を一回りするルートは登山道のような道なのかと考えていた。 それぞれの峰ごとに違う神様を祭った社があり、その周りには無数のお塚が立ち並んでいる。 お塚を守っている狐も、それぞれ表情が違っていたり、狐ではなく普通の狛犬があったりと、見ていても飽きることが無い。 そして何故か猫も多いのである。 延々と上り坂が続くが、一ノ峰までの登りが一番きつかった。 |
二ノ峰の中之社 | 三ノ峰のお塚 |
狛狐 | 狛猫? |
そこを過ぎると今度は下り坂がひたすら続いている。
薬力社の奥には薬力の滝と名の付いた行場もあった。 |
トンネルの中を走るのはなかなか新鮮だった |
途中で鳥居の大きな柱を肩に担いで登ってくる人とすれ違った。 立派な狛馬がいたり、口から水を吐く狐がいたりと、歩いていても飽きることが無い。 後から調べてみると、この辺り御膳谷と呼ばれ、三つの峰の渓谷がここに集まり、一ノ峰、二ノ峰、三ノ峰を拝する特別な場所とのこと。 |
霊気漂う御膳谷付近 |
最後に登り階段を上がって四辻へと戻ってきた。 住宅街まで降りてきて、途中でふと横を向くと、路地の突き当たりに趣のある鳥居が見えた。 この日はお山めぐりにどれくらいの時間がかかるか見当がつかなかったので、山から下りた後の行動についてはあまり深く考えていなかった。 近くの今熊野観音寺付近の紅葉が綺麗だったので近くまで行ってみたが、そろそろ帰りの飛行機も気にしなければならない時間。 早めに京都駅まで戻ったのは正解で、観光客でごった返す京都駅では昼になれば食事をする店も大混雑なのである。 特急はるかで関空に行き、帰りの飛行機はピーチ。 これでしばらくは京都を訪れることもないだろうと思ったが、退職後は時間もたっぷりある。 |
京都駅で昼食 | ピーチに乗って帰途につく |
三日目へ |