カヌークラブ8月例会の宿泊場所はサホロ湖キャンプ場。
以前に一度だけ訪れたことはあるけれど、ここにテントを張るのは初めてである。
午前9時過ぎにキャンプ場に到着。既に228君とM上君が来ていたが、他のキャンパーの姿は無し。
とりあえず、ビッグタープを駐車場の横に設営。
ここのキャンプ場は、敷地がとんでもなく広いものの、傾斜地が多くて駐車場の近くには平らなスペースが少ない。
個人で利用する時ならば、どこにテントを張るか迷うところだが、クラブのキャンプならば、車で寝る人も多く、そこがベストポジションである。
集合時間の10時近くになって皆が集まってくる。
O橋会長が、ここに来る途中のキャンプ場のすぐ近くで、クマが道路を横断するのを見たと言う。
付近にはクマ注意の看板も立てられていて、熊が出てきても全然おかしくない環境にあるキャンプ場なのである。
雨が降り始めて、タープの下に避難する。
最近は全道的に不安定な天気が続いていて、週末もずーっと雨の予報になっていた。
発達した雨雲が近づいてきていて、遠くからは雷の音も聞こえてくる。
タープの下で雨宿りしながら、「もう、ビール飲んじゃおうか?」なんて話も出てくる始末だ。
カヌーは濡れることが前提の遊びだけれど、それは川を下っている最中の話であって、下る前から雨に濡れるのは誰も望んではいないのだ。
その雨も間もなく上がり、予定通り十勝川ラフトコースの川下りへと出発した。
雨の中の川下りを終え、くったり温泉レイクインで汗を流し、キャンプ場へと戻ってきた。
雨模様の天気の割には、他のキャンパーも結構テントを張っていた。
グループのキャンパーが多いようだが、こちらも団体なので大して気にならない。
早速、各々が炭を熾し始める。
そして228君はビールサーバーの準備。
今回のキャンプでは生ビールが飲めるので、皆はそれを楽しみにしていた。
私もわざわざこのために、ステンレス真空断熱タンブラー980円を買ってきたくらいである。
それを二つ買っていたのに、かみさんは直前で予定が入り、タンブラーは一つだけしか登場しないこととなってしまった。
川を下って、温泉に入って、焼肉を食べながら飲む生ビールは最高に旨い。
一週間くらい前の北海道新聞に上富良野の豚サガリの記事が載っていた。
それがとても美味しそうだったので、ネット通販で手に入れようとしたが間に合わず。
しょうがないので、スーパーで売られている普通の豚サガリを買ってきていた。
ところが何と、N島さんがその上富良野の豚サガリを持ってきてくれたのである。
その豚サガリは評判通りに美味しく、今年は2回も上富良野まで出かけていたのに、もっと早くその存在を知っていればと悔しくなる。
I山さんは初のダッチオーブン料理。
勤め先の社長から無理矢理押し付けられたと言うダッチオーブンで作った料理は、野菜と手羽先の蒸し焼き。
これもスパイスが効いていて、とても美味しかった。
「こんな重たいもの、持って歩くのが面倒だ」と文句を言っていたけれど、是非ともクラブのキャンプではこれで毎回美味しいものを作ってもらいたいものだ。
かみさんからはチリビーンズとパンを持たされ、「このパンにチリビーンズを付けて食べるのよ」と言われていたのだが、酔っぱらうと余計なことをするのが面倒になる私なので、その料理はクーラーバックの中から出てくることはなかった。
「今日はヒデさんの奥さんがいないから」と言って、O橋会長と228君の二人は何時も以上に下ネタ連発である。
近くには女性のガンちゃんが座っているのに、それが余計に二人の下ネタを煽っていたようだ。
この二人の下ネタをセーブさせるためには、もう一人の女性、久しぶりの例会さんのN野さんに間に座ってもらえば良かったかもしれない。
下ネタに笑い過ぎて酔いも回り、N島さんのエンドレスの話が遠くに聞こえ、次第に意識が遠のいていく。
ふと我に返り、皆より一足先にテントの中にもぐり込んだ。
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