トップページ > カヌー > 北海道の川紹介 >

庶路川

阿寒富士の麓に源流があり、白糠町庶路で太平洋にそそぐ長さ70㎞ほどの清流。
途中には庶路ダムがあり、その下流の落差5mの大滝は秋には紅葉に染まり多くの人が訪れるらしい。
シシャモが遡上する川としても知られ、釣り人も多く入っているが、カヌーフィールドとしては殆ど知られていない。



行止り林道の橋~道東道の橋下流1キロ (難易度:2 清流度:4)

山間部を抜けた先の中・下流域は、流れも穏やかでたまに現れる瀬も難易度は低い。
牧場の中を縫うように大きく蛇行しながら流れ、山の縁を流れる時は川岸まで崖が迫り、川下り中の風景の変化も楽しめる。
春先には川沿いのいたるところにアイヌネギが群落を作り、山菜採りも楽しめる。
こんな川がカヌーフィールドとして一般的でないのは、春先以外はカヌーで下るだけの水量が無いからなのだろう。
夏場の渇水状況は分からないが、少々ライニングダウンが必要でも、楽しく下れる川だと思う。
私が下った時には、川を完全に塞ぐ倒木が何か所かあったけれど、流れが緩いので危険性は少なく、ポーテージも簡単にできる。
流域は殆どが牧場になっていて柵が張り巡らされているので、道路から川へアプローチできる場所は意外と少ない。
牧場地帯の常として、雪解け時や降雨後は牛や馬のし尿も流れ込んでいそうな気がする。
そんな欠点もあるけれど、初心者を連れてでも安心して下れるお勧めの川である。


川の水位情報:庶路川観測所

川下り日記:2018/04(行止り林道の橋~高速道路の橋から下流1キロ)

 



山間部に開けた狭い牧場地帯の中をゆったりと流れていく

山際をえぐり取るように流れる場所が多い

流れもいたって穏やか

崩れている山肌も多い

たまに瀬も現れる

気持ち良く下って行ける

これくらいが一番の難所かも

春の川下りは山菜が楽しみ

初めてカヌーを見て興奮する牛さん達



ページトップへ