北海道キャンプ場見聞録
春香山(2014/1/7)
| 晴れたり曇ったりの山スキー初め |
正月休みの最終日あたりに今シーズン最初の山スキーに出かけようと考えていた。 出かけたのは3年ぶりの春香山。
途中で夏の登山道と合流。 先行者のトレースは、途中で再び林道へと戻っていた。 |
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| カラマツ林の中に続く登山道 | 以前はこんな場所は無かったはず |
途中で休んでいた二人連れの男性を追い越した。 登り始めてから1時間30分で土場に到着。 土場から先は、いよいよ森の中の急な登りとなる。 そこから先、スノーモービルのトレースこそ無くなったものの、スキーのトレースが消えずに残っていたので、かなり助けられた。 |
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| 森の中に日が射してきた | こんな森の風景が好きだ |
森を抜けて小高い丘の上へと出てきた。 |
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| 見晴らしの丘から見える春香山の山頂 |
丘を一旦下り、森の中を進んでいくと、銀嶺荘が忽然と姿を現す。
幸い、斜面に残っていたトレースは、比較的緩やかな傾斜で登っていた。 途中の丘からも見えた通りに、斜面に生える木々は皆、分厚い雪の衣を羽織っていた。 立ち止まってカメラを向けている間に、かみさんとの距離は更に開いてくる。 何時の間にか、私の後ろから女性が一人、登ってきていた。 |
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| 雪の衣をまとったダケカンバ |
そうして登り始めてから3時間10分ほどで山頂到着。 私達の登頂に合わせるように、山頂に陽が射してきた。 |
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| 良いタイミングで日が射してきたが・・・ | 山頂からの風景は雲に霞む |
昼食を終える頃には再び雪も舞い始め、今回は山頂からの展望は諦めるしかなさそうだ。 週末の登山者のトレースが僅かな起伏となって残っている程度の、真っ白な無垢の斜面を滑り降りる。
土場まで下りてきて、後は車を停めてある場所まで一気に林道を下っていくだけである。 シーズン最初の山スキーは、ちょっと微妙な天気だったけれど、まずは楽しく初滑りができたのである。 |
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| 見晴らしの丘への登り返しがきつい | 皆伐跡は楽しいスロープになりそうだ |
| 駐車場 | → | 土場 | → | 銀嶺荘 | → | 春香山山頂 | ||
1:30 |
0:50 | 0:35 | ||||||
| 下り 1:00 | ||||||||
| 距離:5.7km 標高差:778m | ||||||||
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| 立ち枯れたオオウバユリ |
でも、そのおかげで大威張りで休みが取れることとなり、その休みは勿論、天気の良さそうな日に狙いを定めて取ることにする。
前日に降った雪が新たに5センチ程積もっているが、スノーモービルの走った跡があるので、ラッセルの苦労はない。
木々の間を登る方が気持ちが良いのだが、伐採するために植えている人工林なのだから、これはしょうがないところだ。

この辺りでは10センチくらいの雪が積もっているが、その下が固いので、ラッセルするのに苦労はしない。
上まで登らずに、そこから引き返すというのも何だか勿体ない気もするが、手軽な冬の運動としてはちょうど良いコースかもしれない。


銀嶺荘の前を通り過ぎ、小さな沢を渡ると、いよいよ山頂への急登が始まる。
空は雲に覆われ、雪がチラホラと舞ってくる。
何せ、後になってから「ゆっくり登ったので全然疲れなかったわ、まだまだいくらでも登れた気がする」なんて言っていたくらいなのだ。

それでも山頂を吹く風は弱く、雪を纏ったダケカンバの陰で昼を食べることにした。
その後は、山小屋の裏の沢と見晴らしの丘の2か所でちょっとした登り返しがある。

