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手稲ネオパラ(2010/01/19)

近所の山で


 天気の良い日に休みを取って、我が家の近所にある手稲ネオパラに登ることにした。
 しかし、休みを取れる日と天気が良い日は、なかなか思うようには重なってくれない。
登山口には既に車が一杯 この日も、天気予報は晴れになっていたけれど朝から雪が降り続いて、出発をためらってしまうような天候だった。
 ネオパラの登山口までは、我が家から車で15分もかからない。信号の繋がりさえ良ければ10分で着いてしまうくらいだ。
 その10分の間に急速に天気は回復し、現地に着く頃には青空が一面に広がっていた。
 登山口は住宅街の直ぐ裏、場所が分かりづらいとは知っていたけれど、やっぱり曲がる道を1本間違えてしまった。
 駐車場は無いので、除雪された道路際に他の車の邪魔にならないように寄せて停めるしかない。
 平日にも係わらず、既に沢山車が停まっていて、かろうじて我が家のスペースを確保できるような状況である。
 人気の山とは聞いていたけれど、平日でこれでは、週末にここに近づくのは避けた方が良さそうだ。
 近所の人が散歩で歩くことも多いのだろう。入り口の林道は、普通の靴でもそのまま歩けそうなくらいに踏み固められている。
 林道が右に曲がるところで、トレースはそのまま真っ直ぐに林の中に続いていた。
倒木だらけ そのトレースに従って林の中に分け入ったけれど、やたらに倒木の多いところである。
 6年前の台風18号による倒木らしい。
 私達は何も考えずにトレース通りに歩けば良いけれど、最初に歩く人はルートを探すのに苦労しそうだ。
 初めての人ならば、途中で倒木の迷路に填ってしまいそうである。
 倒木を避けてのアップダウンも多いので、帰りの滑りのことが心配になってきたが、林道をそのまま滑り降りてこれるので、その心配は無用だった。
 途中で再び林道と交差して、いくらか歩きやすくなる。
 傾斜も緩く沢地形の中の楽な登りが続くが、周りの森があまり美しくないので、この付近は歩いていてもあまり楽しくない。
 そのまま沢の中を登っていくと、再度林道と合流し、そこには大きな穴が開いていた。
 上から滑り降りてくると死角になるような穴なので、その上にロープが張られ赤テープがぶら下げられている。
 ここで完全に林道とは別れを告げて、そのままもうしばらく沢地形を登り続ける。森の風景も次第に落ち着いたものに変わってきた。


沢に開いた穴 良い雰囲気の森
この穴には落ちないように! 森の雰囲気も良くなってくる

 沢を登っていくと左手に急な斜面が見えてきた。後で雪山ガイドで調べてみると、それが第三斜面と呼ばれる斜面だったみたいだ。
 そこを登るのはきつそうなので、右手の林の中に続いているトレースの方に進むことにする。
 今日初めての急斜面を息を切らして登り終えると、トレースはその林の中をトラバース気味に続いていた。
 もう少し高度を稼ぎながら登りたいところだけれど、初めて登る山で先の様子も分からないので、素直にトレースの中を歩くしかない。
 そのトレースが緩ければ緩いで文句を言うし、きつくなればなったでスリップして登れないと文句を言うしで、本当にわがままな登山者である。


急な登りがはじまる 木々の間をトラバース
第三斜面の横を登る 木々の間をトラバース

第二斜面の下へと出てきた やがて、樹木の生えていない真っ白な斜面が見えてきた。
 雪を被ったダケカンバも現れ、ようやく何時もの山スキーらしい雰囲気になってきた。
 小さな沢を超えダケカンバの疎林を抜けると、滑るのが楽しそうな大斜面が現れた。
 これが第二斜面で、街の中からでもその姿を確認できると雪山ガイドに書かれている。
 と言うことは・・・。
 後ろを振り返ると、なるほど、札幌の中心部が大パノラマとなって広がっていた。
 昨日からの雪が新たに降り積もったその斜面には、とっても気持ち良さそうな数本のシュプールが描かれている。


第二斜面を登る 第二斜面を登る
小さな沢を越えて右の林の中を登ることに 札幌の街並みが後ろに見える

第二斜面からの展望
第二斜面からの展望

第二斜面からの展望
札幌市の中心部が見事に見渡せる

第1の壁を登る そこから更に急な林間の斜面をジグザグに登っていくと、突然なだらかな場所へと出てきた。
 そこには、スキーを脱いで休憩している人たちもいる。
 「えっ?もう頂上に着いちゃったの?」
 今登ってきたのが、山頂直下の第一斜面らしい。
 雪山ガイドには手稲ネオパラは登り3時間と書かれていたので、そのペース配分でここまで登ってきたので、ちょっと拍子抜けである。
 ところが2時間10分で山頂到着。そんなに速いペースで登ってきたわけでもないので、雪山ガイドのタイムがかなり甘かったのだろう。
 このガイドブックは、山によって執筆者が違っているので、その人によって登り時間の考え方が違うような気がする。
 山頂にはスキー場のリフト乗り場の施設も建っているが、今はもう動いていないようだ。
 最後にテイネハイランドのスキー場にすべりに来たのは何年前のことだろう。その時にはリフトに乗ってこの山頂にも立ったことがあるはずだ。
 現在はスキー場の喧騒が遠くに聞こえるだけで、ここに響いているのは野鳥のさえずりである。
 旧手稲ハイランドスキー場(現サッポロテイネスキー場)の女子大回転コースが目の前に見えている。


山頂から見える手稲山
ネオパラ山頂から見える手稲山

 平坦な山頂をぐるりと一回りしたけれど 手稲山側の眺めは良いのだが、他の方向は木が邪魔になってあまり展望は利かない。
 天気が良く、風も弱いので、そのまま山頂で昼食にする。
 温かいうどんをすすりながらおにぎりを頬張る。
 真っ白な風景の中で、太陽を一杯浴びながらの食事はとっても気持ちがよい。


山頂からの展望は利かない 山頂で昼食
木々の間からかろうじて海が見える 太陽を浴びながらの食事は気持ちが良い

かみさんの滑り 食事を終えたら、後は滑り降りるだけ。
 既に沢山の人が滑り降りているので、新たなシュプールを描く楽しみはないけれど、私達はこれで十分である。
 我が家の直ぐ近くにこんな楽しい山スキーフィールドがあったなんて、嬉しい発見だった。
 たっぷりと雪の積もった平日、仕事をさぼって遊びに来たい山である。


楽しい滑り
第二斜面を滑り降りる

駐車場 420m林道交叉 ネオパラ山頂

1:00(0:15)

1:10(0:30)
距離:4.3km 標高差:670m
( )内は下りの時間


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