北檜山自然休養村(閉鎖)

所在地 瀬棚郡瀬棚町字新成
料金 テント1張550円、タープ1張550円
開設期間 4月〜9月
問い合わせ先 うどまり荘 01378-6-0038
ロケーション
環  境
荷物運搬
宿泊年月 2005年11月

 日本海を見下ろせる高台に位置するキャンプ場である。
 高台一体は北檜山自然休養村として整備されており、宿泊も可能な「うどまり荘」やゴーカート場、アスレチック広場などがある。
 キャンプ場は広々とした芝生広場のサイトと山の斜面に階段状に作られたサイトに分けられるが、ここではやっぱり日本海が眺められる階段状のサイトにテントを張りたいところだ。
 階段状のサイトには車を乗り入れても良いことになっているが、まともな道が付いているわけではないので車を入れる時はちょっと冷や汗がでるかもしれない。
 一つ一つのサイトはとても広くて、大型テントにタープを張ってもまだまだ余裕がある。
 当然、上の段ほど眺めが良くなるし、下の方では海までは見通せないかもしれない。
 このキャンプ場は日本海に沈む夕日の眺めもお勧めなので、できるだけ上段のサイトを確保したい。
 このサイトの直ぐ隣にはスキー場のような斜面があるが、ここはパラグライダーゲレンデと言うことになっている。
 夕日の風景を満喫したいのならば、このゲレンデの上まで登るのが一番だろう。もしくはアスレチック広場の展望台も良い夕日展望スポットになりそうだ。
(パラグライダーゲレンデの頂上には平らな部分があって、ここにテントを張れば最高のロケーションが楽しめる。ただ、トイレや水場の利用は難しくなるし、もしかしたらテントを張ったらダメな場所かも。このゲレンデの使用料は1000円なので、その料金を支払えば許してもらえるかな。(^_^;)
 斜面のサイトが埋まっていて芝生広場にしかテントを張れなかったとしてもそれほど悲観することはない。
 広々とした空と背後の山の風景、一般的なキャンプ場よりもロケーションは優れている。それに、斜面側のサイトも樹木に隠れてしまうので、上から見下ろされているような感覚にはならない。
 バンガローは海側の林間部分に建っているので、ロケーションは楽しめないが林間の落ち着いた雰囲気を味わえるだろう。
 付近の太櫓海岸は岩場が多く、釣りのポイントとしても人気があるみたいだ。
 海岸線の道路はここから少し先で行き止まりとなっているので交通量も少ない。美しい海を眺めながら岩場で磯遊びも楽しめる。
 まさに海と山に囲まれた素晴らしい環境の場所、それが北檜山自然休養村である。

 残念ながら2007年で閉鎖されてしまいました。

関連ページ
  ・2005年日記 ・キャンプ場写真集



右側の木の陰に階段状のサイトがある、左の斜面がパラグライダー用スロープ 階段状サイトの様子
階段状サイトとその向こうに広がる山並み 一つ一つのサイトは十分な広さがある
パラグライダースロープの途中からサイトを見下ろす 広々とした芝生広場
うどまり荘とその隣のアスレチック色場 パラグライダースロープの頂上部、思わずテントを張りたくなってしまう

北海道キャンプ場情報掲示板より
投稿者:とも さん 投稿日:2005/08/30

ヒデさん、こんにちは。

8月27日(土)〜29日(月)2泊、ソロ。

先月、真駒内ダムに行った時に下見して、とてもいい感じだったので連泊を決め込んでいました。
  サイトの状況は、赤ビートルさんが書き込まれていたので、チョットだけ補足を。オート可能なサイトは、上段1区画、中段3区画、下段2区画となっていて、1区画には2〜3張り設営できそうです。斜面を削り取って作ったサイトとしては、真狩と似ています。下地も多分、削り取った岩の上に表土を20cm位戻したという感じで、ペグを打つと最後の2,3回でガツンときます。
  日本海が望めるのは、上・中段です。ここのサイトの難点は木陰が無いという所でしょうか。

 私は、中段の管理棟(うどまり荘)に一番近いサイトに設営しました。海を眺めるのには上段のサイトが良いのですが、背後の山の圧迫感があり、中段にしました。初日の利用者は3組、2日目は貸切りでした。とても雰囲気のいいキャンプ場なのに利用者が少ないのが不思議です。多分、海に近いので風が強いっていう事が原因なのかな−?。利用者が少ないことは魅力なのですが。
  このキャンプ場から海岸に行くには、うどまり荘の横にある遊歩道(舗装してあります。)を下ると10分以内で行けます。帰りはかなりの急勾配なので疲れますが。また、パラグライダーの出発地に行ける道もあり、これも10分位です。ここまで来ると隣の瀬棚の巨大風車群も一望できます。ここからの眺めはオススメです。♪また、サイトからの眺めも素晴らしい。濃い緑の上に日本海の濃い青色、その上にコバルトブルーの空、そこに浮かぶ白雲、見飽きない風景です。

 おめあての日本海に沈む夕日の1日目は、水平線上にわずかに雲がかかり完全な夕日とはいえませんでしたが、雲の縁が輝いてとても綺麗でした。(むしろ、多少雲があったほうが綺麗に見えますが。)2日目は雲一つ無く、絶好の夕日が楽しめそうでしたが、肝心の水平線上の遠くに、薄い雲がかかっていたみたいでダメでしたが、肉眼でやまぶき色、朱色、赤と変わる夕日もふだんは見ることが出来ないものでした。星空はというと、初日は天の川がはっきりと分るくらいの好条件、二日目は雲が次第にかかりだし、あきらめて早めに就寝。クライマックスはその日の真夜中に訪れました。(このことは情報BBSとはあまり関係ないので、別板に書かせてもらいます。)

 充実した?キャンプを終え、帰りは日本海沿いに戻りました。快晴でドライブには絶好の日和です。神威岬、積丹岬と寄って来ましたが、キャンプ場と同様、登り下りの道でかなり足腰が鍛えられました。でも、久しぶりに訪れた積丹、やはり、綺麗です。絵になります。
  キャンプも後半戦、だいたいスケジュールは決まっているのですが、どうなるんでしょうか。みなさんも良いキャンプを。♪

投稿者:赤ビートル さん 投稿日:2005/05/12

4月30日(土)〜5月1日(日) 1泊2日

ヒデさん、こんにちわ。
2泊目は北桧山で野営しました。ここは一昨年からチェックしていたところでSato-pさんも高評価されていたところです。到着して直ぐの感想は「ここはいいぞ!かなり良さそうだ♪」

ちょっとその前に・・・こちらへ来る途中に瀬棚の町で湯に浸かってきました。「瀬棚町営温泉やすらぎ館」。まだ肌寒い朝は撤収後のひと湯が最高です。で、この温泉・・・町民憩いの湯といった感じです。清潔でしたが循環ろ過しているようでボクらの好みの湯ではありませんでした。数日後に知り合った秘湯巡りの旅をしている男性から教えてもらったのですが、すぐ近くにある「ねとい温泉」のほうが遥かにいい湯だったようです。残念。

北桧山野営場はR229桧山国道からLR740を海岸に沿って数キロ程、車を走らせた丘の中腹にありました。さらにその先は行き止まり。ということで雑多な世界とは遮断された孤立した空間に野営場は存在しています。

入場すると、野営場中央を管理棟へ向かう道が海へ向かってほぼ真っ直ぐ伸びており、その道路左側がバンガローエリア、そして右側が野営エリアです。右側は平坦な芝のサイトが広がっており50張りは可能です。更に右奥の先にはスキー場のような斜面を持つ小山があり、パラグライダーのゲレンデらしいです。

道路側から見上げると、このパラグライダーゲレンデの右斜面に段々畑状に区画された芝のオートサイトが存在しています。逆にゲレンデ頂から見下ろすと斜面左側がオートサイト、麓が広大でフラットな芝サイトとなります。

ボクらはオートサイト中段にあるひと区画をテント場としました。もちろん車乗り入れ可能なので横付けです。到着時は若干の風があったので区画の中の雑木林寄り奥に設営。このひと区画はとても大きく大型テントとスクリーンタープそれに車を置けるスペースがあります。もちろんティエラもバッチリ♪

サイトからは眼下に野営場全体が見渡せますし、真正面には美しい日本海が見えます。バンガローの屋根は赤茶色に統一されており風景に溶け込んでいます。背後には濃い自然を残す檜山の森、質素な炊事場もトイレも○。照明も無し。総合的に見てここはとても良い野営場です。鳥や小動物もたくさん生息しています。森の奥、小川高原や毛無山には熊も多数生息しているとのこと。

天気も良く午後からは風も止んだので静かな森の斜面で焚き火しながらまったり過ごしました。とても静寂で暖かい夜でした。この日はボクらの他に真横の区画にひと組。眼下の芝サイトにオートモービルキャンパーひと組だけでした。

残念だったのは夕方からうっすらと雲がかかり日本海に沈む夕日を見ることができなかったこと。星もしかり。新月の時にここを訪れたなら最高の星空が楽しめることでしょう。

管理棟うどまり荘には20代前後の少年少女が住み込みで働いています。この連中は全てにおいてとても真摯で一生懸命です。隔離された世界に存在する自分達の住処を大切に守っています。どうかここを訪れたなら、この子たちに優しくしてあげてください。暖かい声をかけてあげてください m(_ _)m

現時点で、真駒内ダムにある野営場へ未訪問の身ですが道南の日本海側で野営するならば、それがファミリーでもソロでも真っ先にここをお勧めします。赤ビ〜トル評価☆5


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