京都の旅3日目は勤労感謝の日で休日。
紅葉時期の京都の週末は凄まじく混みあうと聞いていたが、休日も同じ様なものだろう。
そこで、混雑を避けて回れそうなコースを2案ほど考えていて、そのうちの1案は既に昨日回ってしまった。
今日は残りの1案に従って回るしかない。
向かったのは洛北の鷹峯。
今日のお寺回りは、バスでの移動は含まずに、この周辺だけで完結させるつもりである。
鷹峯は「本阿弥光悦が屋敷を構え、その一族や門弟が集まって一大芸術村として発展した」とガイドブックで紹介され、歴史や自然を楽しみながら散策できる。
鷹峯には三つのお寺があり、その中で光悦寺の参観時間が一番早く、朝8時から参観できる。
丁度その時間に光悦寺に到着したら、入口には既に10人近い人達が集まっていた。
参観時間を待っているのかと思ったら、そうではないようだ。
散り紅葉で赤く染まった入口の路地の写真を撮っていたのである。
1人のおじさんが「写真撮り終わったら、次の人と交代しましょう」などと、その場を仕切っていた。
確かにそこは絵になる風景で、できれば人がいない状態で写真を撮りたいところである。
それでも、「そこまでやるかな~」って気がしないでもない。
私も皆の頭越しに1枚だけ撮ってみたが、構図を考えている余裕も無いので、良い写真にはならなかった。
私としては絵葉書のような写真を撮る気も無いので、人が映り込むのはそれ程気にならない。
並んでいた人達がいなくなってから、ゆっくりと撮影を楽しんだ。
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