北海道キャンプ場見聞録
我が家のファミリー通信 No.67
100km歩こうよ大会in摩周・屈斜路 |
カヌークラブのI上さんの誘いを断り切れずに参加することとなった「100km歩こうよ大会in摩周・屈斜路」。 今回参加する100キロウォークは、標高差が大きいので実際に歩く距離は81.8キロに設定されている。 結局、我がカヌークラブからは、I上さんの他にY須賀大先輩とI田さん、それに私達夫婦の5名が参加することとなった。 私達は砂湯キャンプ場で前泊してから、スタート会場である川湯温泉の弟子屈町青少年会館にやって来た。 開会式、ラジオ体操が終わり、午前8時過ぎにいよいよスタートである。 硫黄山は息子がまだ小さい頃に訪れただけ。 硫黄山からは、つつじヶ原自然探勝路を通って川湯温泉街の裏手に広がる森の中の探勝路へと入っていく。 こんな道ばかりならば、100キロ歩くの苦にならない。 |
久しぶりの硫黄山観光? |
つつじヶ原自然探勝路を歩く | まだまだ余裕? |
それでも、屈斜路湖沿いの道は森の中を通り歩いていても楽しい道である。 11時過ぎに最初のチェックポイントの砂湯に到着。 Y須賀さんは、ここからストックを使い始めたが、私達は足が辛くなってきた時の最後の手段としてストックを使うつもりだったので、まだザックにしまったままにしておく。 最初の頃は会話をしながら歩いていたが、次第に口数も少なくなり、黙々と歩き続ける。 |
車で走っていると気が付かない風景、湿原になっているところも多い |
Team EAST WINDに見えなくもない? | 湖畔の道は歩いていても気持ちが良い |
第二チェックポイントはコタン温泉。 そんな事を何度も繰り返しているうちに、午後1時、ようやくコタン温泉に辿り着いた。 I上さんが足のマッサージをしてくれる。 チェックポイントにはそれぞれ受け付け開始時刻と終了時刻が決まっている。 ここのポイントでは、受付終了時刻までまだ余裕があるのでゆっくりしていたら、「終了時刻までいると制限時間内にゴールできなくなります」と言われて、慌てて歩き始めた。 そこから先、ぢぢカヌーや釧路川源流部の眺湖橋など、川下りの時にはお馴染みの場所を通っていく。 しかし、そこから先は弟子屈まで国道243号を歩いて行くことになる。 途中の札友内寿の家は、チェックポイントではなく休憩所である。 でも、カンカン照りの天気よりは雨の方が良いかもしれない。 後ろから見ているとI上さんの歩き方が変だったので、聞いてみると、足の調子が悪いみたいだ。 第3チェックポイントは道の駅摩周温泉である。 そこで45分くらい休んでから再び歩き始める。 |
道の駅CPまであと少し | 再び釧路川を渡る |
霧がかかってきて、雨の降り方も強くなってくる。 スタートしてからここまでの距離は41キロ。 次のチェックポイントは900草原。 後で調べてみたら、弟子屈ではこの頃から時間雨量10ミリの雨が降り続いていた。 私達はまともな雨具を着ているけれど、参加者の中にはゴミ袋を被っている様な人もいた。 暗くなってきたのでヘッドランプを灯す。 900草原の休憩所は丘の頂上にある。 霧に包まれた暗闇の中にチェックポイントの建物の明かりが見えた時は、嵐の中で灯台の灯を見つけた船乗りの気分だった。 しかし、そこはまるで戦場のような有様だった。 唯一のドライなスペースは毛布が敷き詰められたマッサージコーナー。 ここでY須賀さんが、足の裏に大きなマメができたので、リタイアとなった。 再び雨具を着込んで土砂降りの雨の降る外へと出て行く。 弟子屈の町に入っても、そんな天気で外を歩いている人など一人もいない。 午後10時、JR摩周駅の休憩所に到着した。 次のチェックポイントを目指して歩き始める。 そうして午後11時40分、第5チェックポイントのピュアフィールド風曜日に到着。 この次のチェックポイントは摩周湖の第一展望台。 そうして、迎えに来たバスで、スタート及びゴール地点でもある弟子屈町青少年会館に送り届けられた。 摩周湖のチェックポイントで出されるはずだったカニ汁で身体を温め 結局、今回歩いた距離は58キロ。 今回だけで止めるつもりだった100キロウォークだけれど、自分の限界を試してみたい気持ちもあり、このまま引き下がることはできない気がするのだ。 |
朝にはたこ焼きのサービス | 車に戻って朝の歯磨き |