高橋家キャンプの歴史

1997年

 この年の5月に泊まった朱鞠内湖は、周辺の道路沿いが全てお花畑に変わっており、その美しさに圧倒されてしまった。
 これで完全に、朱鞠内湖が我が家の一番のお気に入りキャンプ場になったのである。
 この年のキャンプ旅行は道北方面を計画し、そのメインには天塩川の川下り、行程30kmの本格的な川下りは初めての経験である。
 確かに大変だったが、下り終えた後の充実感も最高だった。ただ、この時の日焼けの後が、アウトドアライフの勲章として、現在も妻の顔に残ってしまっているが・・・。
 この年初めて、息子が学校行事に参加している間に、夫婦二人きりでのキャンプを経験した。
 この頃から、我が家の息子はキャンプへの拒絶症状を表すようになってきており、この時の夫婦二人でのキャンプは、その後ありふれた光景となっていくことになるのだ。
 秋の一番川でのキャンプも、強烈な思い出として残ることになった。
 天候が下り坂の中キャンプへ出かけ、翌朝目を覚ましてみると、テントの外は一面の銀世界に変わっていたのである。
 この後、11月に入ってからもキャンプへ出かけ、次第にオールシーズンキャンパーへと変わっていくのであった。



1998年

 前の年は最終キャンプが11月、そしてとうとうこの年は本格的な雪中キャンプまで初めてしまった。
 ここまで来てしまうともう怖いものなし、息子も小学6年生となり、これまでのほのぼのとしたファミリーキャンプから、マニアックキャンパーへの道を辿りはじめたような気がする。
 夏のキャンプ旅行では、歴舟川の川下りにもチャレンジ、すっかりたくましくなった息子のパドリングに、親としての感慨も覚える。
 しかし、その息子はキャンプへ来ても周りの自然に感動を覚えることもなく、ゲームの攻略本を読みふけるだけ。
 これまでのアウトドア体験が、彼の心にどのように残っているのかは知る由もない。
 それでもアウトドアにおいての冷静さは、息子の方が勝っている面もあり、雪中キャンプやカヌーで沈したときに見せる嬉々とした表情を見ると、やっぱりこいつもアウトドアおじさん予備軍としての資質を持ち合わせているのかも知れない。
 一方親の方はと言えば、このあとも相も変わらずキャンプへ出かけ、高橋家のキャンプの歴史は延々と続いて行くことになるのである。
 取りあえず、高橋家キャンプの歴史ファミリー編は、ここで一旦終了ということに。


高橋家ファミリーキャンプラストショット

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