北海道キャンプ場見聞録の終焉

第3回 ブログの興隆

私の現在のブログとホームページの使い分けは、例えばキャンプやカヌー、山登りなどに出かけた時は、帰ってきたその日のうちに概要版をブログにアップし、1〜2週間後に詳細記事をホームページの方にアップするようにしている。
ホームページを始めた頃は、キャンプから帰ってきたその日に記事をアップしていたが、さすがに今はその元気も気力もない。
ブログに概要版をアップしてしまえば、ホームページの更新はそれ程急ぐ必要もなく、どうしてものんびりと構えてしまう。
それ以外にも、最近はますますホームページに載せる記事の内容が長くなる傾向にあり、そのためにページの更新に余計に時間がかかっているのである。
果たして、ホームページにアクセスしてくれた方の何割くらいが、この長い文章を最後まで読んでくれているのだろうか。
そのことを考えると更新する気力が萎えてしまいそうなので、敢えてそれは気にしないようにしている。

ブログ独自のコンテンツとしては食事処を紹介する「食い物屋」がある。
他にも「読書」とか「映画」、「写真」などのカテゴリを、記事の内容に合わせて追加してきた。
しかし、それぞれの内容に特化したブログも他には沢山あって、それらと比べるとどうしても取って付けたような感が否めない。

「ブログはあくまでも個人の日記」と考えれば、そうやって他人のブログといちいち比較することなど詰まらないことである。
ところが私の場合は、ホームページやブログを運営するうえでのポリシーとして、そこに何か他人に役立つ情報が含まれていなければ公開する意味がないと考えている。
個人的な日記であっても、趣味を同じくする人や、何か調べごとをしている人ににとっては参考になる情報が含まれているかもしれない。
そうすると、良質な情報源と成りえるようなブログ作りを目指してしまうのである。

ブログの中の「ガーデニング」のカテゴリなどは、ホームページの一つのコンテンツである「Tomo's Garden」と重複してしまっている。
特に、2011年からTomo's Gardenの中に日記代わりのブログを設置したものだから、ますますブログとの使い分けが難しくなってきた

ブログに載せるかホームページに載せるか、これが結構な悩みどころになっている。
例えば、2年前くらいから始めたランニング。
もしもホームページしか無かった頃ならば、その中の主要なコンテンツの一つとして作りこんでいたはずである。
それがブログがあると「ランニング」のカテゴリを作りさえすれば、その中に簡単に収まってしまう。

現在は、ブログの記事には収まりきらない様な内容については、ホームページの「ファミリー通信」にアップすることで使い分けている。
初めてチャレンジしたハーフマラソンについては、ブログにはその速報版を「ランニング」のカテゴリにアップして、詳しい内容は「ファミリー通信」にアップするといった感じである。

そして今書いているこの記事。
これまでは、ブログの中に「ホームページ」のカテゴリを作って、そこにホームページを運営する上での苦労話などを載せてきた。
その流れでいけば、この記事もブログの中にアップすることになっていたはずだ。
それを敢えて、「親父の部屋」と名付けた、忘れ去られたようなページの中に一つの独立したコンテンツとしてアップしたのは、世の中のブログ化の流れに対する私のささやかな反抗なのである。

両者の使い分けの基準としてもう一つ思い浮かぶことがある。
一過性で済ませらるような情報か、残しておくべき価値のある情報かの違いである。

巷にあふれるほとんどのブログは個人の日記的な内容である。そして、アクセスしてくる人も、その個人の行動に興味を持っている人が大部分だろう。
興味があると言っても、途中でそのブログの存在を知ったような場合、その過去の記事まで遡って読み返すようなことはまずない。たまにしかアクセスしないブログでも、読み返すのはせいぜい数回分の記事。
以上は自分の事を例に挙げたまでのことだけれど、大多数の人は同じようなものじゃないだろうか。

その程度にしか見られないブログに、貴重な情報を載せる気にはならない
軽い内容で十分である。
勿論、同じブログでも、整理されて過去の情報へも簡単にアクセスできるように作られたページは沢山ある。
残念ながら私のブログはそのような作りにはなっていないのである。

ここでようやく前回からの続きである、もう一つのブログの良いところへと話は入るのだけれど、長くなってきたのでまた次回へ。

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