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九州の旅(天草後編)

十曽青少年旅行村(3月30日~31日)

慌ただしく観光して、慌ただしくテントを張ってのパターンを反省し、今日は天草観光だけに的を絞ることにした。
私は旅の行程を考える時、ルート上の観光地についてかなりマイナーなスポットまで調べ上げている。
そこを全部回っていては時間が全然足りなくなるのである。

そもそも今日の移動距離も160キロくらいになりそうだった。
キャンプ旅では撤収、設営を繰り返すことになるので、移動距離は長くても100キロ以下にしたいところである。
しかし、その範囲内に適当なキャンプ場があるとは限らず、全体の行程を考えている中で、どうしても無理する日も出てくるのだ。

黄砂で霞む天草
黄砂で霞む風景


この日は昨日よりも黄砂が更に酷くなっているようだ。
これでは、天草五橋を渡るせっかくの天草パールラインドライブが台無しである。
眺めの良さそうな場所に車を停めてみるが、遠くの島々が霞んでしまって何も見えない。

天草五橋の一つ三号橋
天草五橋の一つ三号橋


道の駅「上天草さんぱーる」は楽しかった。
海産物が充実し、並んでいるお惣菜はどれも美味しそうなものばかり。
今日の昼食はここでお弁当を買って、それを何処か眺めの良い場所で食べることにした。

道の駅上天草さんぱーる
道の駅で売られている海産物はどれも新鮮なものばかり


私が天草と聞いて最初に思い浮かぶのが天草四郎。
道の駅の手前に天草四郎ミュージアムがあったけれど、見た目がパッとしない施設だったのでそのまま通り過ぎた。
「このままじゃ天草四郎と記念写真撮れないよな~」とこぼしながら車を走らせていると、天草四郎の巨大な銅像が突然目に飛び込んできた。
藍のあまくさ村という観光施設だった。

藍のあまくさ村
巨大な天草四郎時貞と記念撮影


「なんで藍なんだろう?」と疑問を感じながらも、そんなことはどうでも良かった。
目的は天草四郎時貞との記念撮影なのである。
巨大な銅像の他に、店舗の入口には等身大の像もあり、店舗はちらっと見ただけで、ここでの目的を十二分に果たして施設を後にした。

藍のあまくさ村
等身大の天草四郎時貞と記念撮影


次に向かったのは世界文化遺産に登録されている三角西港。
「明治日本の産業革命遺産」の関連施設の一つである。
2年前の山陰・九州の旅でも、この関連施設を幾つか回っていた。

三角西港
これが世界遺産の石積み埠頭か?


周辺はきれいに整備されているものの、ちょっと見では何が世界遺産なのか良くわからない。
多分、石積みの埠頭が昔の姿を留めているのだろうけれど、この様な施設はガイドの説明を聞かないとその価値が分からない。
私達は船の屋根にとまっているアオサギの方が気になってしまう始末である。

アオサギ
こちらのアオサギの方が気になる



そのまま海岸線の道路を走る。
有明海を挟んで雲仙普賢岳が見えているはずだが、黄砂のせいで何も見えない。
途中の御輿来海岸は、潮が引くと風と波による美しい砂の曲線が現れるらしい。
しかし、残念なことにこの時間帯は丁度満潮をむかえていて、ただの海が広がっているだけ。
潮の引いた有明海の様子を見られなかったのは、とても心残りだった。

道の駅上天草さんぱーるの弁当
この日の昼食


道の駅で買ったお弁当は、長部田海床路の駐車場で食べる。
長部田海床路は海苔の養殖施設がある沖合に向かって伸びている道。
干潮時にはその道にトラックが並び、満潮時には道路の電柱だけが海の中に連なる。

長部田海床路
青空を背景に見てみたかった


どちらかと言えば私は干潮時の風景を見たかったけれど、御輿来海岸と違ってこちらの方は満潮時でもそれなりに楽しめた。
それでもやっぱり、黄砂に霞む空がその風景を台無しにしていることに変わりはない。

長部田海床路
干潮の時の方が面白いかも


昨日風呂に入っていなかったので、近くの公営温泉施設である「あじさいの湯」で汗を流す。

その後、道路地図を見ていたかみさんが「近くに桜の名所があるみたいよ」と言うので寄り道する。
その桜の名所である「立岡自然公園」は熊本県下屈指の桜の名所となっているようだが、既に葉桜になりかけていた。
この後は九州を更に南下することになり、九州で桜を見るのもそろそろ終りに近いようだ。

立岡自然公園
美しいけれど半分以上は散ってしまっていた立岡自然公園の桜


道の駅「うき」で買い出しをして、その後は一気に今日のキャンプ地である十曽青少年旅行村を目指す。
途中で二日前に走った道と同じ区間を60キロも走ることとなる。
天気に合わせた予定変更の結果とは言え、なんとも面白くない。

十曽青少年旅行村のバンガローは電源付きで1泊1棟2千円と格安で泊まれるので、移動距離の長いこの日の宿泊地として選んだのである。
ただ、誤算だったのはバンガローに車を横付けできると思っていたのが、結構な距離を荷物を運ばなければならないことだった。
それでもテントを設営するのと比べれば、荷物を運ぶほうが楽である。

十曽青少年旅行村バンガロー
バンガローに車を横付けできなかったのは想定外


午後3時にはチェックインを済ませ、今日はようやくのんびりできると思っていた所で、今回の旅そのものが危うくなる様なトラブルに見舞われたのである。
私のスマホが突然ネットに繋がらなくなったのだ。



道路のナビからホテルやキャンプ場の予約、情報収集まで全てスマホに頼っていたので、これは一大事である。
幸いなことにキャンプ場から伊佐市のドコモショップまでは7キロほどなので、直ぐにドコモショップに持ち込む。

しかし、原因は不明。
電話も繋がり、WiFiならばネットにも繋がるのだけれど、WiFiだけではどうしようもない。
店員さんがメーカーと連絡を取りながら対応してくれるが、このままではメーカーに修理に出すしかなさそうだ。
しかし、今は旅行中なので修理に出している余裕はなく、もしもそうなれば直ぐにでも新しいスマホを購入するしかない。

時間がかかるので午後6時以降に再来店することになって、一旦キャンプ場へと戻る。
6時を過ぎて来店すると、担当が女性店員から男性店員に変わっていた。
そしてこの男性店員がスマホの操作に精通している人で、直ぐに原因を突き止めてくれた。
私のスマホは5G対応のスマホなので、一度5G電波を拾うとその後は5Gで繋がろうとするので、5G電波のないところでは繋がらなくなってしまうとのこと。
設定で4Gだけで繋がるように変更すると問題なくネットに接続できるようになった。

一瞬にして全ての心配事が吹き飛んだ気分だったが、それにしてもこの程度のことでメーカー修理という結論を出そうとした店員の対応は何だったのだろう。
ショップの店員が、マニュアルに乗ってないトラブルには殆ど対応できないことは分かっているけれど、それにしても酷すぎる。

十曽青少年旅行村バンガロー
こちらは大きめのバンガローで1棟3000円、こちらの方が快適だったかも知れない


ホッとしてキャンプ場へ戻ると、こちらでもちょっとしたドラブルが発生。
電源付きのバンガローなのだけれど、照明は点灯するけれど、室内のコンセントは通電していないのだ。
管理人さんにその旨を伝えると、丁度園内の工事が入っているので、その関係でトラブルになっているようだ。
施工業者に電話して、そこからまた下請けの電気関係業者へ連絡する騒ぎとなる。

こちらのキャンプ場は宿泊者がいるときだけ管理人が常駐するみたいだ。
私達が泊まっていなければ、なんの問題も生じなかったのに恐縮してしまう。
宿泊料金だって、たったの2千円である。

コンセントを使うのは関連機器を充電するためだけ。
炊事場のコンセントに通電していることに気が付いたので、それを使わせてもらえば問題はない。
管理人さんにそのことを伝え、無理して対応しなくても良いですからと話す。

私自身、仕事の関係で時間外に呼び出される大変さは良く分かっている。
翌朝、管理人さんに聞いたところでは、無理して対応する必要がないと伝えると、施工業者から感謝されたとのことである。


米は炊いたけれど、おかずは道の駅で買ったお惣菜


この日の夕食も、おかずは道の駅で仕入れたお惣菜である。
何時もの私達のキャンプ旅のペースにはなかなか戻れない。
それでも、北海道ではなかなか食べる機会のない甲イカの刺し身は美味しかった。

九州でも、内陸部に入ると夜の冷え込みは結構きつい。
バンガローの中でも気温はかなり下がったようで、夏用シュラフでは耐えられない寒さだった。
この後、冷えそうな時はダウンジャケットを着込んで寝ることになる。

十曽青少年旅行村
この辺りを見る限りでは良いキャンプ場、バンガローよりもテントを張った方が良かったかも


翌朝、バンガロー内を片付けた後、近くの十曽池まで車で出かける。
十曽池は小さなダム湖で、インレット部分が公園として整備されていた。
ここから6キロほど奥に入ると日本一のエドヒガン桜があるらしいが、開花の早い種類なので既に花は散っていると思われ、見に行くのは止めておく。

十曽池
十曽池のインレット付近


そうして午前8時にバンガローをチェックアウト。
この日からは移動距離も短くなるので、キャンプも観光もゆっくりとできそうだ。


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