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シジミ狙いの前泊キャンプ

長節湖キャンプ場(8月4日~5日)

今年も計画した歴舟川の河原キャンプ。
去年は前泊地として晩成温泉キャンプ場を利用したけれど、今年は長節湖キャンプ場を前泊地として選んだ。

7日連続真夏日になるのは確実な札幌を7時半に出発。
芽室町のスーパーダイイチで買い出しをし、昼食もそのまま芽室市内の「ファミリーとんかつの店あかずきん」に入る。

ファミリーとんかつの店あかずきん
コーン炒飯は芽室町内の4店舗で食べられる

目当ては、芽室町ご当地グルメのコーン炒飯。
炒飯のしょっぱい味の中に混じるほのかな甘さのコーンが大好きな私なので、このコーン炒飯は以前から食べてみたかった憧れのB級グルメなのである。

そうして運ばれてきたコーン炒飯は、ご飯が隠れるくらいにコーンがたっぷりと乗せられていた。
期待しながらそれをスプーンで口に運ぶ。
一口食べただけで、「えっ?こんな味なの?」。

メニューに書かれているコーン炒飯のルールを読むと、幾つかあるルールの中で次の二つが気になった。
・炒飯の味付けは特性コーンバターを使用する
・スイートコーンはバターしょうゆで味付けをし、全て後乗せにする
これでは炒飯がバターコーンの味しかしないわけである。
普通の炒飯にスイートコーンをたっぷりと入れるだけで十分に美味しくなると思うのだけれど、これではもう一度食べようという気には絶対になれないと思う。

十勝ご当地グルメ 十勝芽室コーン炒飯
十勝ご当地グルメ 十勝芽室コーン炒飯


豊頃町のハルニレの木に寄り道。
ハルニレの木が生えている河川敷の牧草畑は、丁度牧草が刈られたばかりで乾燥しているところだった。
茶色い牧草畑では絵にもならないので、堤防の上の駐車場から写真を撮っただけで長節湖キャンプ場を目指した。

豊頃町のハルニレの木
牧草畑がまっ茶色ではハルニレの風景も魅力半減


このキャンプ場は夏の間だけオープンしているキャンプ場なので、特に興味も無く、利用するのは今回が初めてである。
ここに泊まる気になったのは、ここでは大きなシジミが採れるとの話を聞いたからなのである。

現地に着いたのは午後1時半。
天気の良い日曜日なので、キャンパーもまだ沢山いるだろうと思っていたが、それなりに賑わっている割にはキャンパーらしき姿は全く見られない。
長節湖でシジミ採りをしている人や海岸でバーベキューを楽しんでいる人など、殆どが日帰り客のようだ。

長節湖キャンプ場
穏やかな長節湖の風景


このキャンプ場には2000円で泊まれるバンガローがある。
しかし、既に学校は夏休みに入っていて空いている訳はないだろうと、最初からテント泊のつもりだった。

長節湖キャンプ場
海岸で寛ぐファミリー

ところが、かみさんがバンガローに泊まりたそうだったので、ダメもとで聞いてみると空きがあるとのこと。
テント泊は無料だけれど、最近は軟弱キャンパーに成り下がってしまった私たちなので、楽をするためなら2000円程度の出費は全く気にならない。
この変化は、今年に入って経験した長期道外キャンプの影響なのは間違いないだろう。

バンガローには広いテラスもあり、そこからは目の前に広がる太平洋を一望できる。
早速そのテラスに椅子を出してビールを飲む。
テント泊では味わえない、ちょっとしたリゾート気分である。

長節湖キャンプ場
バンガローでプチリゾート気分



管理人のおじちゃんに話を聞いたところ、長節湖のシジミは少し前までは採れたいたけれど、今は全然ダメらしい。
シジミが採れると聞いて、私は潮干狩りのイメージを抱いていた。
しかしここでは、湖の中に入って足で探りながらシジミを採っていた。
昔、石狩の浜で海水浴をしながら北寄貝を採っていたのと同じやり方である。

長節湖キャンプ場
長節湖のシジミ採り風景


暑くて堪らないのならば短パンを履いて湖に入っても良かったけれど、気温は20度を少し上回るくらい。
少しムシムシしているけれど、バンガローのテラスにいると、吹き抜ける風で肌寒く感じるくらいである。
シジミは諦めて、ビールを飲み続けた。

長節湖キャンプ場
バンガローに付属する大きな野外炉


バンガローの横には大きな野外炉があり、その隅の方を使って二人で肉を焼く。
海岸では流木をいくらでも拾えるので、その野外炉で焚火も楽しめる。

長節湖キャンプ場
おばあちゃんが1人で仕切る3世代キャンパー

隣のバンガローでは、それぞれ小さな子供を連れたお母さん二人と、その母親の様な年配の女性の5人が、焼き肉を楽しんでいた。
子供は遊んでいるだけ、お母さん二人は何もせずに食べて飲むだけ。
そんな中、年配の女性が1人で何から何までやっている。

その様子をずーっと観察していたらしいかみさんは、その年配の女性の手際の良さにすっかり感心していた。
多分、母親二人がまだ小さい頃から、毎年夏にはこんなキャンプを楽しんでいたのだろう。
そんな背景まで想像させる3世代キャンパーだった。

近くに泊まった軽ワゴンから、長髪の若者が下りてきた。
その風体が如何にも自由人っぽい。
後ろのドアを開けると、キャンプ道具がびっしりと詰め込まれていた。

長節湖キャンプ場
ジャンボソリで荷物を運ぶ若者

最初にそこから引っ張り出したのは、ジャンボそり。
「おいおい、それで荷物運ぶのかい」と思って見ていると、車のドアが開いて小学生くらいの二人の女の子が下りてきた。
その二人も、自由人っぽい服装である。

失礼かもしれないけれど、「このお兄ちゃん、娘二人をちゃんと学校に行かせているんだろうか」と思ってしまった。

ジャンボそりに布団やら大きなテントなどをどっさりと積み込んで、駐車場の中を引っ張っていく。
「それなら、車を近くまで移動させた方が良いんじゃないの?」
ついつい言いたくなる。

長節湖キャンプ場
この調子で延々とバーベキューをしていた3人連れ

私たちが着いた時から、海岸の護岸の上で焼き肉をしていた3人連れ。
「お父さんと息子夫婦ってとこかな」
「いや、それは違うと思うわ」
3人の関係がなかなか見えてこない。

延々と焼き肉を続けていて、そのうちに女性の姿が見えなくなった。
「付き合いきれずに先に帰ったのかな?」と話をしていたら、どっさりと買い物をして戻ってきた。
年長の男性の足元には大量のビールの空き缶が転がっていたが、肉もビールもまだまだ足りない様子だ。
そのうちに大きな流木を集めてきて、砂浜で焚火を始めた。

夏のキャンプは人間観察も面白い。



長節湖キャンプ場
焼き肉を終えて次は焚き火だ


重低音で響いてくる太平洋の波の音を子守歌にぐっすりと眠り、朝を迎える。
テラスに畳んで置いてあった椅子も濡れるくらいの霧雨が降っていた。
バンガローだとそんな霧雨も全く気にならない。

長節湖キャンプ場
霧の朝を迎えた


室内でゆっくりと朝食を済ませ、片付けを始める。
もしもテント泊だったとしたら、この霧雨の中での撤収はかなり悲惨なものになっていただろう。
バンガローキャンプの快楽を一度味わってしまうと、もう元には戻れない気がする。

長節湖周辺の植物群落は北海道文化財(天然記念物)に指定されている。
6月から7月にかけての花の美しさは知っていたけれど、8月に入った今時期でも沢山の花が見られるのには驚かされた。

長節湖キャンプ場
色々な種類の草花が花を咲かせている


ツリガネニンジンにタチギボウシ、ハマフウロにノコギリソウ、他にも名前の知らない花が咲き乱れている。
そんな風景を車道から眺めるだけしかできないのが残念だ。
できれば木道でも整備して欲しいものである。

長節湖キャンプ場
花々は車道から眺めるしかないのが残念


一方、海岸には竿がずらりと並んでいた。
今時期からもうサケ釣りが始まっているらしい。
見事なまでに等間隔に竿を立てられていて、後からやって来た人が入る隙間もない。

長節湖キャンプ場
遥か彼方まで竿が林立している


殆どの人がテント泊や車中泊をしながら、サケ釣りをしているのだろう。
何か月もここで暮らしているような、生活感の漂うテントもある。
私はサケ釣りをしないので、全く違う世界を垣間見たような気がした。

長節湖キャンプ場
アンテナも立てて何カ月もここで暮らすのかもしれない


次第に青空が広がってきて、いよいよ本番の歴舟川河原キャンプへと出かけたのである。


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