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名残惜しい快適キャンプ

女満別湖畔キャンプ場(9月29日~30日)

網走マラソンに参加する際、過去2回は道立オホーツク公園オートキャンプ場てんとらんどに泊まっていた。
3回目ともなるとさすがに飽きてくるので、今回は女満別湖畔キャンプ場に泊まってみることにした。

札幌からこの付近まで出かける時は、旭川紋別自動車道経由で遠軽から国道333号を走るパターンとなる。
札幌を朝に出ると、昼頃に通過する場所は大体決まってくる。

何処で昼食にするかは何時も迷うところだけれど、今回は北見市のあっぱれ亭でラーメンを食べることにした。
翌日のマラソンに備えて炭水化物を沢山取らなければならないので、何時もは食べないライスも付けてもらう。

そうして午後1時過ぎには早くも女満別湖畔キャンプ場に到着。
ここのキャンプ場の営業は9月末まで。
観光案内所で一人300円の公園使用料を払うのだけれど、案内所が既に閉まっていて料金を払えない。
結局無料で利用することになったのだけれど、300円を徴収するのに人間を配置するのは無駄でしかないので、妥当なところだろう。

ここのキャンプ場に泊まるのは初めてだけれど、以前に見に来たことがあるので、様子は解っていた。
湖畔まで車で入ることができて、そこに車を停めることもできるので、近くにテントを張れば、ほぼオートキャンプ場状態で利用できるのだ。
湖の眺めも良く、背後の林間も良い雰囲気。


なかなか快適なキャンプ場だ


過去2回はマラソン会場に近く、少しでも快適にキャンプできるようにと、設備の整ったてんとらんどを利用していたのだけれど、夫婦二人でオートサイトを利用すれば5千円近くかかってしまう。
そこに前・後泊で2泊すれば、一万円だ。


林間も良い雰囲気だ


今回は明日の夜から台風が近づくこともあって、2泊目はビジネスホテルに泊まることにしていた。
今日は無料で、明日は朝食を付けて二人で一万円。
料金が同じならば、どちらを選ぶかと聞かれたら、選択は決まっている。
何で今までこちらを利用しなかったのかと、自分でも考え込んでしまった。


湖岸に車で入ってこられる


女満別空港が近いので、飛行機が低空で飛んでいく。
JRの線路も直ぐ隣を通っているので、時々列車の通行音も聞こえてくる。
それでも市街地に近い割にはとても静かな環境である。

網走湖の湖面は凪いで、そこに係留されている漁船がまた湖の風景を引き締めたものにしている。
夕日が沈むころには、この湖面も赤く染まるのだろう。


飛行機が低空を飛んでいく

漁船が良い感じだ


とても快適なキャンプ場で天気も良いので、今日はここでのんびりと夕日を眺めながら過ごしかったけれど、かみさんがせっかくだから開会式にも出たいという。
その目的は抽選会なのだろうけれど、マラソン大会での抽選会は全く当たる気がしないので、私は乗り気ではなかった。
しかし、我が家ではかみさんの希望が最優先なので、キャンプ場でのんびりと過ごす選択肢はなかった。


漁船も係留されている静かな網走湖の風景



ドライブがてら明日のマラソンコースを下見して、そのまま開会式に出席することとする。
最初に向かったのは能取岬。
そこに建つ能取灯台の周りをぐるりと一回りするのは、明日のマラソンのハイライトでもある。


能取灯台


今日の目的は、コースの下見よりも、本当は能取灯台の電子灯台カードをゲットすることだった。

数日前の新聞に「海上保安庁では灯台150周年にちなみ全国150基の灯台を電子カード化した」との記事が載っていた。

道内にはその灯台が20基あるらしい。
灯台の門扉などに掲載されているQRコードをスマホで読み込むと、この電子灯台カードがダウンロードできるとのこと。

提供は10月1日からとなっているが能取灯台の入り口には既にQRコードが掲載されていて、記念すべき一つ目の灯台カードをゲットできたのである。

道内20基のカードを集めるためには、北海道を隅々まで回る必要がある。

最近は道内を旅する目的が無くなってきていたので、この灯台カード収集は旅の丁度良い目的の一つになりそうだ。

この後はマラソンのゴール地点である大曲園地へと向かう。
そこでは、コスモスとヒマワリが満開を迎えていた。

数日前の網走マラソンFBページには、ポツポツと花が咲き始めたヒマワリ畑の写真が載っていて、これで本当にマラソン大会当日に満開になるのかと心配していた。
それがちゃんとマラソン大会に合わせて満開になっているのだから大したものである。


マラソンのビクトリーロードを飾るヒマワリ畑



満開のコスモス畑も美しい





開会式のトークショー

そのまま網走市民会館での午後5時からの開会式に出席。
金哲彦さんとエリック・ワイナイナさんのお話は過去2回とほぼ同じである。

抽選会はかすりもしない。
やっぱりキャンプ場でのんびりとしていた方が正解だったようだ。

それでも、4年前の第1回の時と比べたら開会式の運営もスムーズで、そんなに時間も長くならずに終わってくれた。

急いでキャンプ場に戻り夕食を食べる。
キャンプ場から徒歩圏内に温泉があるけれど、これから温泉に入っていたら、焚火を楽しむ時間も無くなってしまう。
焚火を優先して、温泉は諦めることにした。


月明かりが湖面を照らす


満月から4日過ぎたけれど、まだ十分に丸い月が湖面を照らしながら昇ってきた。
風も無く良い夜である。
明日のマラソンに備えてビールは飲まないつもりでいたのだが、かみさんは全く気にしないで焚火の前でビールを美味しそうに飲んでいる。
我慢しきれなくなって、一口だけビールを飲ませてもらった。


風も無く良い夜だった


翌朝は4時半に起床。
綺麗な朝焼けが空を染めていた。


美しい朝焼け


まだ薄暗いうちから漁師さんがやってきて、キャンプ場の前に係留してあった漁船に乗り込み、沖へと出ていく。
多分、シジミ漁の漁船なのだろう。


シジミ漁の漁船も朝早くから漁に出ていった


朝食を済ませて直ぐに撤収を始める。
マラソンの前泊キャンプで1泊だけで撤収しなければならないのは本当に慌ただしい。
ただ寝るだけのキャンプならばまだ良いけれど、ここの様に快適なキャンプ場だと、ゆっくりする間もないままに去らなければならないのは後ろ髪を引かれる気分である。
名残惜しさを振り払い、網走マラソンのランナー用駐車場へと向かったのだった。



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