北海道キャンプ場見聞録
清里で日干しキャンプ
清里オートキャンプ場(8月5日〜6日)
知床縦走を終え、コンビニ弁当で昼食を済ませる。 スッキリしたところで向かったのが清里オートキャンプ場である。 キャンプ場に到着してテントを設営し、その後に取りかかったのが、縦走最終日の朝に雨に降られてびしょ濡れになったテントの乾燥である。 他にもシュラフやマット、汗で濡れたザックに登山靴。 陽射しが強い割には気温はせいぜい25度程度で、これには助けられた。 8月に入って最初の金曜日。 時々鐘の音が聞こえてくるので、何処かにお寺でもあるのかと思っていたら、その鐘はキャンプ場の裏手にある展望台から聞こえてくるようだ。 見るからに眺めの良さそうな展望台である。 それでも、疲れが少し取れてくると、ここに登らないままキャンプ場を後にすることはできないとの気分が強くなってくる。 展望台へ登り口付近は花畑になっていて、ラベンダーや菜の花が綺麗に花を咲かせていた。 そこから天に向かうように真っ直ぐに続いている階段。 途中で止まるだろうと思っていたが、最後まで走って登りきったのには呆れてしまった。 後で段数を数えてみたら、309段もあったのでビックリした。 キャンプ場で聞こえていた鐘の音は、その展望台の途中に吊されていて、宇宙の鐘と書かれていた。 展望台の上からは、まさに360度の展望を楽しめる。 今日の下山時に沢山の登山者とすれ違ったが、多分羅臼岳の山頂は雲の中で、展望は全く楽しめなかったことだろう。 |
ガスがかかって幻想的な夕陽となる | 最後の瞬間まで楽しめた |
知床連山には雲がかかったままだった |
夕食を食べていると、斜里岳にかかっている雲が赤く染まり始めた。 一人でもう少し起きているというかみさんを残して、疲れていた私は先にテントに潜り込んだ。 |
斜里岳の上空が赤く染まってきた |
しかし、朝日だけは展望台から眺めるつもりだった。 既知床連山上空に浮かんだ雲が、既に赤く染まり始めていた。 |
知床連山上空の雲が真っ赤に染まる |
オホーツク海の空も赤く染まる | 斜里岳にかかる雲も染まり始めた |
目まぐるしく変わっていく朝の風景。 大学生らしき4人の男女が展望台まで登ってきた。 |
上空に浮かぶ雲が次々に姿を変えていく |
事前に調べておいた日の出の時間を過ぎても、一向に登ってくる気配がない。 どうやら朝日はそこから昇ってくるみたいだ。 そうしてとうとう朝日が姿を現した。 宇宙展望台から眺める素晴らしい朝の風景だった。 |
海別岳の山頂から朝日が昇った |
朝日が清里の里を照らし出す |
そんな朝の風景を楽しんで、サイトへと戻ってきた。 でも、彼らの活動が活発なのは朝の内だけみたいで、しばらくするとその攻撃も少しは治まってきた。 清里町や小清水町の小麦畑で忙しく動き回るコンバインを眺めながら札幌への帰途についた。 |
清里の秋の風景 |
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