北海道キャンプ場見聞録
紀伊半島の旅の始まり
下北山スポーツ公園(4月13日〜14日)
定年退職後、最初に企画した紀伊半島への旅。 この日(4月11日)は夜の11時30分小樽港発のフェリーで舞鶴を目指す予定だ。 今回は、春旅GOGO割を利用すると個室にお得な料金で泊まれるので、ちょっとだけ奮発してみた。 フェリーの揺れが心地良く、揺りかごで揺られているように、家で寝る時よりもぐっすりと眠ることができた。 その後はビジネスホテルに直行。22時前にチェックインしてチェックアウトが朝の4時前。 |
船上からサンセットショーを楽しむ |
朝早くに出発するのは吉野の桜を見るのに、混雑する前に現地に着きたかったからだ。 奥千本の桜がまだ咲いていそうなので、そこを目指して歩くことにする。 下千本、中千本と、殆どが葉桜になっていた。 金峯山寺の仁王門は防護柵で囲まれちょっと残念だった。 上千本まで登ってくると、散り遅れた桜も目立つようになってきた。 |
社殿に桜は良く似合う | 水盤に浮いた桜の花びらも良い感じ |
下千本、中千本は殆どが葉桜に |
それにしても急な坂道が続いている。 気を取り直して、そこから更に西行庵などを歩いて一回り。 |
奥千本ではこの辺りの桜が一番見応えがあった |
後は駐車場まで下山するだけ。 土産店等が軒を連ねている場所は歩くのにも苦労するような大賑わい。 昼食は柿の葉寿司。 帰りに中を見ようと思っていた金峯山寺は、あまりの人の多さにパス。 駐車場まで戻ってくると、そこもほぼ満車になっていた。 |
土産物街は大賑わい | 眺めの良い茶店で一服 |
この後は国道169号経由で熊野本宮へと向かい、その途中で何処かのキャンプ場で一泊する予定だった。 169号線は、次第に山奥深くへと入っていく。 それにしても、山の深さに圧倒されそうになる。 ダム湖を通り過ぎ、ダムの下へと下りていくと突然小さな集落が現れた。 一息付いてから、スポーツ公園内にある下北山温泉きなりの湯に入りに行き、戻って来てからビールで乾杯。 翌朝には雨も上がっていた。 ダムの下には下北山スポーツ公園が霧に霞んで見えていた。 荷物を片付け、管理等まで鍵を返しに行く。 |
雨が降ってもバンガローは快適 | スポーツ公園の池に浮かぶ桜の花びら |
雨上がりのシットリとした風景だ |
この後は観光しながら熊野本宮へと向かう。 谷底を流れる川の水は、惚れ惚れするくらいに澄んでいる。 今回の旅では川下りも予定に入っていたので、その候補の一つである北山川の下見もしておく。 大変だとは聞いていたけれど、私が見た限りでは大変と言うより、そこから大きなカナディアンカヌーを下ろすのは物理的に不可能である。 その後は近くの丸山千枚田を見に行く。 看板を頼りに山道を走っていく。 満開の花を咲かせた1本の桜が、棚田の風景の中で見事なアクセントになっている。 |
これだけの棚田を造った昔の人のパワーには驚くばかりだ |
丸山千枚田の近くに、天空の城とも呼ばれる赤木城跡が有ることが分かったので、そちらにも足を伸ばす。 小さな山里を見下ろす高台の上に、城の石垣だけが残されていた。 山里の中に1本の美しい桜が見えていたので、そこにも行ってみる。 「紀伊半島の旅、縦走を終えて」へ続く |
ここに城が必要だった日本の歴史に改めて驚きを覚えた |
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