北海道キャンプ場見聞録
怒られながら流星キャンプ
某キャンプ場(12月14日)
ふたご座流星群については、毎年チャンスがあれば見に行こうと考えているのだが、天気が悪かったり月が明るすぎたりと、なかなか良い条件には恵まれない。 午後から休みを取って、我が家の流星群観測の定番である某キャンプ場へ。 今のところは快晴の空が広がっていたが、午後9時頃から曇ってくるとの予報である。 食事場所として、テントの外張りだけを設営。 拾った枯れ枝で焚き火を始め、後は暗くなるのを待つだけというところで、たまたま場内の施設を見に来ていたらしい役場の人が近づいてきた。 キャンプ場とは言っても、何処がテントサイトかも分からないようなところである。 「今日はたまたま用事があって来たけれど、クローズ後は入り口にロープを張って、入れないようにしてるんですよ!本当に出て行ってくださいね!」と最後まで厳つい表情を崩さないまま帰っていった。 役人に注意される事には慣れているけれど、彼が最後に言っていた「普段はロープを張って閉鎖している」は明らかな嘘である。 |
ベストポジションで流星群観測準備を整えたのだが・・・ |
西の地平線に日が沈んでゆく。 今日は比較的飛行機雲が出やすい気象条件なのか、新千歳空港を離着陸するジェット機の作る短い飛行機雲が沈んだ夕陽に照らされて、西の空で何本も赤く染まっている。 一番最初に見つけた星は、ぎょしゃ座のカペラだった。 |
凍った沼を赤く染めながら日が沈む |
夕暮れの空に赤く輝く飛行機雲 |
日が沈むと急に寒さが増してくる。 一番最初の流れ星は、かみさんが見つけた。 |
瞬きはじめた星々と飛行機雲、これが流星なら凄いんだけど |
ふたご座が登ってくるまでは流れ星の数も少なそうなので、その間に夕食をとる。 食事を終え、ふたご座のカストルとポルックスも東の空に昇ってきて、いよいよ気合を入れて流れ星観測を始める。 それに、先日の京都旅行にあわせて購入した28mmの短焦点レンズ。 しかし、このレンズが流れ星の撮影には向いていないことが直ぐに分かった。 途中からは、今まで使っていた18-270mmのズームレンズに切り替えた。 それにしても、上空を頻繁に飛行機が飛び交っていた。 カメラが勝手に撮影している間、私はコットの上に寝転がって星空を眺めることにする。 |
西の空は飛行機の軌跡だらけ |
寒さも殆んど感じず、なかなか快適である。 どうやら、ふたご座の高度もまだ低いので、流れ星も地平線近くを流れる事が多いみたいだ。 9時頃になっても、空はまだ快晴のまま。 |
ふたご座流星群をとらえた!っと思ったら人工衛星だったようです |
流れ星は、続けて流れる事もあれば、全く流れない時間もある感じだ。 今回のふたご座流星群、流れ星の数はそれなりに見られたけれど、夜空を切り裂くような大きな流れ星は見られず。 |
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