北海道キャンプ場見聞録
真っ黒な雲の下で太陽の里キャンプ
山部自然公園太陽の里キャンプ場(9月6日〜7日)
週末は天気が良くなりそうなので、久しぶりに山に登る計画を立ててみた。 しかし、今年のお決まりのパターンで、前日になって週末の天気予報はパッとしないものに変えられてしまった。 三笠の更科食堂で昼食にする。 今日は先を急ぐ旅でもないので、化石類の展示が充実している三笠市立博物館に立ち寄ってみる。 |
展示室の天井を飛ぶ翼竜 | 建物の屋上からは恐竜が見下ろしていた |
博物館を出る頃には、空を覆う雲の面積もかなり広がっていて、富良野へ向かう途中ではとうとう雨も降り始めてしまう。 明日、芦別岳から眺める十勝岳連峰の姿を楽しみにしているのだが、その十勝岳連峰の上には大きな積乱雲がかかっていた。 空気が雨に洗われたおかげで、富良野の西側に連なる山々がくっきりと見えている。 |
山はまだ雨 | アイスと青空 |
芦別岳から黒い雲が湧き出てくるようだ |
到着したキャンプ場は、広い場内に数張りのテントがあるだけで閑散としていた。 ここを利用するのは3回目。 我が家の好みはやっぱり右側のサイトである。 芝生は良く手入れされていて、場内は緑に包まれている雰囲気だ。 結局はサイトの一番奥、
日が射してきたので、その日射しを避けるように、大きなクロマツの木の下にテントを張ることにした。 ビールを飲んでいる間にも日が射したり陰ったりと、目まぐるしく天気が変わる。 こんな時のために小さなタープがあれば良いと思ってしまう。 |
ここが我が家の特等席だ |
緑に包まれたキャンプ場 | 松の木越に見える我が家のテント |
この付近では大型の蛾であるクスサンが大量発生しているらしく、照明灯の下には茶色い枯葉の様にクスサンの死がいが沢山落ちている。 夕食は最近の我が家のキャンプで定番となっている五目御飯にプラス一品。 そして、食事をさっさと済ませた後は焚き火タイム。 問題は、日中に降った雨のため、そこらに落ちている木の枝は湿ったものばかりであること。 このタイプの野外炉はダッチオーブン料理をするのには向いていそうだが、普通の焚き火をするには鉄格子が邪魔になってちょっと使いづらい。 空には後2日で十五夜を迎える明るい月が浮かんでいたが、雲にさえぎられてなかなかその姿を見せてくれない。 照明灯の回りではクスサンが乱舞している。 太い薪がまだ燃え残っていたが、それを燃やすためにはもっと大量の薪を拾い集めなければならない。 夜中に目を覚まして、スマホで雨雲レーダーを確認したところ、この場所に向かって雨雲が東進してくるところだった。 天気が良さそうならば張り切って早起きするのだが、これでは気合が入らず、家にいる時よりも遅い時間に起きてしまう。 その話しを聞くと、ようやくやる気が湧いてきて、テントから起きだした。
(この後の芦別岳登山の様子はこちらから) そして再びキャンプ場に戻ってきた時には、既に午後3時半を過ぎていた。 それでも、自分達が立っていた山頂を改めて見上げると、心の底から充実感が湧いてくる。 |
帰り際に見たユーフレ川と芦別岳 | 私達が帰る頃、道内ではあちらこちらで雷雨になっていたようだ |
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