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みずみずしい緑のどんころキャンプ

どんころ野外学校(7月24日〜25日)

どんころの五右衛門風呂 雨中の川下りを終えて、どんころ炊事棟へと戻ってきた。
 何時もならば炊事棟の近くにテントを張るのだけれど、雨上がりの草地は水溜りだらけで、さすがの我が家もそこにテントを張る気にはなれず、今回は初めて炊事棟の2階で寝ることにした。
 ここに泊まる時は、まず最初に四つの五右衛門風呂を沸かすところから始まる。
 薪が湿り気味で苦労したけれど、何とか四つのかまどに火が入ったようだ。
 炊事棟に戻ってくると面識の無い家族連れがいたので、てっきり誰かの知り合いなのかと思ったら、私達とは全く関係の無い別の宿泊客らしい。
 ちょっとやり辛いが、どんころの炊事棟に泊まるような家族連れだから同じような人種だろうし、それ程気遣いする必要も無さそうだ。
家族連れと同宿 空知川の渡月橋たもとでパン屋さん「フォーチュンベーグルズ」を営業している人の知り合いとのことである。
 ここのパン屋では、我が家も空知川に到着して一番に朝食用のパンを購入していた。
 ビールを1本飲んでから五右衛門風呂へと入る。
 入る前に一くべした薪が、五右衛門風呂の釜を下からどんどんと熱してくる。
 それをちょうど良く冷やすように蛇口から水を注ぎ続ける。
 この水が、地下水などではなくて川から引いてきた水だと言うのも嬉しいところだ。
 川側の壁が完全にオープンになっていて、開放感あふれる風呂で、本当に気持ちが良い。
 そして、五右衛門風呂から出た後のビールが、また堪らなく美味しい。
 完全に雨も上がって、明日は天気も良くなりそうなので、やっぱりテントを張ることにした。
 水の溜っていない様な場所を探してテントを設営。
 炊事棟の2階で寝るよりは、やっぱりテントで寝る方がずーっと落ち着ける。
話が弾む もしも炊事棟で寝てしまえば、このキャンプ日記を書くことも無かったのだが、テントを張ればそれで一応、私の中でキャンプが成立するので、取り立てて書くことが無くても後日キャンプ日記をアップしなければならなくなった。

 寝床ができてしまえば、後はゆっくりお酒を飲むことができる。
今夜のメインの話題は、C葉さんの沈数記録やhaneさんの沈流れ記録でもなく、O橋さんや228君の濁流悲惨体験のことでもなく、S吉さんのサイダー好きの話に終始した。
私はその途中で歯も磨かずに沈没。



食事中   寝ている人も・・・

どんころの朝 真夜中に激しくテントを叩く雨音で目が覚める。
 「もう雨は降らないはずなのに・・・」と思いながら、テントの中にいる限りはそんな雨も気にならず、また直ぐに眠りにつく。
 次はどんころで飼われている犬達の遠吠えで目が覚めた。
 テントの中は既に薄明るくなっていた。
 まだ酔いも残っているのでもう一眠りしようとしても、それ以上寝ていられないのは家にいる時と全く同じである。
 諦めて起き上がり服を着替えていると、隣りのかみさんのテントからもゴソゴソと物音が聞こえてきた。
 朝寝坊の苦手な夫婦である。

五右衛門風呂の煙  テントから出ると、既に五右衛門風呂の小屋の煙突からはモクモクと煙が上がっていた。
 私達よりももっと朝寝坊が苦手なS吉さんである。
 炊事棟の中に入ると、昨日の宴会の跡は既に綺麗に片付けられていて、ウイスキーの空き瓶が1本転がっているだけだった。
 私が寝てしまった後も宴会は延々と続いていたようだ。
 山肌を覆っていた霧のベールも次第に取れてきて、雲のすき間からは青空さえものぞいてきた。
 今年は雨が多いので、山の緑も一際みずみずしく見える。

 朝食は、パンにサラダにスープにデザートにスパゲティなどが、ずらりとテーブルに並べられ、まるで高級ホテルのバイキング並みである。


朝食バイキング   デザートバイキング

 一番朝寝坊なのは何時も228君。
 その228君、「今日は漕げないわ〜」と言いながら起きてきた。
 昨日、濁流の国体コース沈したまま流されて、体にかなりのダメージを負ったようである。
 でも、五右衛門風呂に入って戻ってきたら「これなら漕げそう」と、回復したみたいだ。
 まるで薬草風呂のような効き目である。
 最後に入ると、色々な成分がお湯の中に溶け込んでいるらしい。

 今日の川下りに備えて腹を満たして、濡れたテントをそのまま撤収し、空知川国体コースへと向かった。


どんころ炊事棟   朝日が射してきた

みずみずしい山の緑



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