北海道キャンプ場見聞録
海・薄・彫刻に囲まれた奥尻キャンプ後編
北追岬キャンプ場(9月22日〜24日)
目が覚めて時計を見ると午前4時だった。 キャンプ場へ戻る途中、テントを張れそうな海岸を探しながら車を走らせた。奥尻島での2泊目は海キャンをするつもりでいたのだ。
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朝の散歩を終えて、島内観光に出かけることにする。 今日の昼食は青苗で食べるつもりで店も決めてあったけれど、残念ながらその店は閉まっていた。しょうがないので観光パンフに載っている店を見て回ったけれど、適当な店がなかなか見つからない。 同じ道を何度も行ったり来たりしているものだから、ガソリンもかなり減ってきていた。ぐるりと一周しても66km程しかない島なのに、島に渡って来てから既に200km近く走行しているのである。
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サイトに戻ってきてもまだ水平線が赤く染まっている。
今日も青苗周りで奥尻港まで戻ることにする。 |
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日の出まではまだ時間があるので、とりあえず東海岸に回って日の出だけは見ることにする。
海の向こうの北海道の陸地から昇ってくる朝日は美しかったけれど、球島山からその朝日を眺められなかったのが心残りだった。
上空には雲一つ無い青空が広がっていた。今日も明日も快晴の天気に恵まれそうだ。

所々に海岸や海を見渡せるビューポイントがあって、思わず車を停めてカメラを構えてしまう。
その後再び海岸線に戻り、次は青苗の奥尻島津波館を見に行くことにする。
かみさんが穴の開いた貝殻を使って、石の上に人の顔を作っていた。その顔がやけに私に似ているものだから笑ってしまった。
その写真を見終わった先で、再び案内係の女性が待ち構えていた。
せっかく島に来たのに味気なさ過ぎるな〜と思いながらメニューの下のほうを見ると、「イカ定食」があった。私は迷わずにそれに決めて、かみさんは正油ラーメンを注文。
週末だけれど、今日は他のキャンパーがやって来そうな気配も無い。

昨日は沢山見えていた漁火も今日は一つも出ていない。土曜日は漁が休みなのだろうか。
翌日も朝から素晴らしい青空が広がっていた。
道路からの奥行きはそれほど無いけれど、崩れ落ちた大岩を乗り越えながら進まなければならないので、結構ハードである。 途中でチョロチョロと落ちるミニ滝はあったけれど、本来の滝はもっと奥にありそうだ。しかし、そのミニ滝を作っている岩を乗り越えて進むには軽装過ぎたので、諦めて引き返すことにした。
うにまる君の見送りを受けてフェリーが出航。