北海道キャンプ場見聞録
シーソラプチ川(2023/08/19)
カヌーが映える川
カヌークラブの7月例会は下り慣れたシーソラプチ川。
慣れた川とは言っても苦手にしている場所が二つほど有って、その一つが渡月橋の落ち込み。
現地に到着して直ぐに、その場所の下見をする。
落ち込み中央の岩はそのほとんどが水を被っているので、水量はまずまずだ。
その岩の右から下るか、左から下るか。
左から入ると、落ち込みの落差は小さいけれど、カナディアンだと落ち込みの手前でスターンが流されて横向きになってしまう。
最近は、それにどうやって対処するかが私の一つの課題になっている。
流れをじっくりと眺めいると、カヌーを回されずに下れそうなラインが見えてきた。
これが完璧なルートだと思ったけれど・・・
今日の参加者は41名。
過去にはもっと多くの人数が集まったこともあり、それ程驚くこともない。
ゲスト参加が3名。
その他にも見慣れない顔の人がいたが、クラブの役員から暫く離れていると、新しい会員の顔と名前が覚えられない。
これくらいの人数では驚かなくなってきた
何時もならばスタートして直ぐの瀬の下で皆が下ってくる写真を撮っていたけれど、川の上がカヌーで埋め尽くされそうなので、先に進むことにする。
その先で倒木が川を塞いでいたけれど、その倒木をくぐった先に下れそうな流れを見つけた。
倒木を避けるためにはカヌーから降りなければならない
皆をそちらに誘導しようとするが、殆どの人は気が付かないで倒木で塞がれた方へと行ってしまう。
そうすると浅瀬で座礁して舟から降りることになる。
私の誘導に気が付いた数人だけが、倒木をくぐってストレス無く川を下ることができた。
倒木の下をくぐるのが正解
そこから少し下った先にあるのが五流の瀬。
天気が良いのでホワイトウォーターが眩しい。
日陰とホワイトウォーターのコントラストが強過ぎる
全員が下り終えたところで、今回のツアーリーダーであるヨッシーの提案で、レスキューロープを投げる練習をする。
普段からロープを投げていないと、いざという時にとんでもない方へロープがー飛んでいくのは良くある話だ。
大体は笑って済ませられるけれど、本当に危ない時は一発でロープを届かせないと面倒な事態になってしまう。
今回だけではなく毎回やっても良いくらいだ。
ロープが上がり過ぎか
人数が多い時は前の方で下るに限る。
途中で全員の写真を撮っていると、一番後ろから下ることになってしまって混雑に巻き込まれる。
それを避けるために、数枚撮ったら直ぐに先を急ぐ。
途中で少し大きな波の立っている素直な流れの瀬があった。
良い写真が撮れそうだったので、波の直ぐ横にじっくりと座を構えてカメラを向ける。
こんなところを下っていると皆が笑顔になるのが良い。
パックラフトでも頭から水を被れる
クランクの瀬でも先に下って何時もの撮影ポジションに付いた。
天気が良い時は、ここでは丁度良い角度から陽が当たるので良い写真が撮れるのだ。
ちょっとトリッキーな流れなので、先程とは違って皆の顔に緊張が浮かぶのが面白い。
クランクの瀬、思わず顔がこわばる
そして瀬をクリアした人には、N島さんからの水しぶきによる祝福が漏れなく待っている。(笑)
サービス?
次に待ち構えているのは、私が渡月橋の次に苦手にしているトラウマの瀬。
先に下ってから写真を撮っても良いけれど、自分が沈してしまうと他の人が沈する瞬間を見逃してしまう。
それで、下る前に下見を兼ねて瀬の近くまで歩き、そこから写真を撮ることにした。
トラウマの瀬
しかし、なかなか沈してくれる人が現れない。
まだ千歳川でしか乗ったことがないと言うホワイトウォーター用カナディアンで下っていたりょうさん夫婦。
期待してカメラを向けていたが、あっさりとクリアしてしまう。
期待外れ?
いよいよ自分の番となる。
最後に下って沈すると、皆が下で待ち受けている中を流されていくことになり、まさに沈の花道となってしまう。
それでだけは避けたかったけれど、沈は免れたものの落ちた瞬間に舟が後ろ向きになって、今回も納得のいかない結果で終わってしまった。
このまま後ろを向いてしまった
その後は国体コースまで楽しく下っていく。
天気が良い時のシーソラプチ川は本当に美しい。
カヌーで下っている様子が写真映えする川である。
水の透明度が素晴らしい
国体コースの三段の瀬では、途中でカヌーが回されてしまう。
三段の瀬では初めての経験だったけれど、そのおかげで瀬の直ぐ下のエディに入ることができた。
三段の瀬では期せずして丁度良いエディに入ってしまう
何時もならばもっと先で上陸するのだけれど、そこからでは遠くから写真を撮ることになる。
エディの横の岩に上がると、そこからは瀬が目の前に。
おかげで何時もより迫力のあるシーンを記録できた。
三段の瀬
そうして最後の渡月橋の落ち込み。
一番最初にあれだけ下るルートを絞り込んでいたのに、結局はカヌーが回されかけて、危うく左岸の岩にぶつかるところだった。
もう少し真っ直ぐに入りたかったのだけれど
何だかんだ言って、沈する人が一番多いのは、この渡月橋の落ち込みである。
川下りの一番最後に楽しいイベントが待ち受けているので、シーソラプチ川のダウンリバーはより楽しくなるのだ。
ここで沈すると岩に頭をぶつけそうでヒヤッとする
積極的に沈しようとする人も
この日の川下り動画
(当日12:00シーソラプチ川水位 福寿橋:364.68m)