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空知川(新生橋~山部橋)(2019/05/12)

3度目の正直

11年振りに下る空知川のこの区間。
2002年、2008年とカヌークラブの例会で下っているのだが、その後ホワイトウォーター志向が強まってきたクラブの中では、見向きもされなくなった川である。

しかし、春先にここを下ればまだ雪を抱いた白い芦別岳の姿が川の真正面に見える絶景を楽しめるはずなのである。
ただ、過去2回は何れも天気に恵まれず、芦別岳は雲に隠れたままだったのだ。

週末に天気が良くなりそうなので、クラブの掲示板で参加者を募ったところ、りょうさん夫婦にN野さん、etuさん、marioさんが付き合ってくれることになる。


川の上からも同じ風景が見られるかな

この季節、国道38号の東大演習林付近からは桜並木の先に白く聳える芦別岳の姿を眺められる。
これもまた絶景なのだけれど、今日はまだ山頂付近が雲に隠れたままだった。
それでも、天気予報ではこの後青空が広がってくるはずなので、期待は持てそうだ。

ゴール地点は車を置くスペースも十分にあるのだけれど、この日は修学旅行の団体がラフトで下ってきて同じ場所に上陸するというので、ゴール地点の車は1台だけを堤防上に停めておくことにする。

ラフトは何処からスタートするのかと思っていたら、私たちのスタートする場所よりかなり下流に沢山のラフトが置かれているのを見つけた。
私たちが使っているスタート地点は、川までカヌーを降ろすのに苦労するので、何処か他に良い場所がないかと前から考えていたのだが、さすがにここからでは下る区間が短すぎるような気がした。

今回はmarioさんが登山用のロープを用意してくれたので、皆で協力して大型カナディアン3艇も難なく川に降ろすことができた。
桜が咲き、川の水は青く染まり、最高の川下りを楽しめる予感にワクワクしてくる。
ただ、向かい風がかなり吹いていて、カナディアンソロのetuさんは苦労しそうだ。

空知川の川下り
桜も咲くスタート地点


新緑に染まる河畔林の中で、ピンク色の桜が所々で彩りを加える。
太陽の光で瀬の水がキラキラと光る。
そんな風景の中を楽しそうに下っていく皆の表情を見ていると、この川下りを企画して良かったと思えてくる。

空知川の川下り
キラキラと光る波、新緑に桜、楽しい川下りが始まる


クラブの中でこの区間が人気が無いのは、瀬が無いということに尽きるのだろう。
でも、頭から水を被るような瀬こそ無いけれど、決して瀬の無い川ではない。
適度に瀬が現れ、下るにしたがって風景も移り変わり、退屈しないで下ることができる。

空知川の川下り
空知川の川下り


空知川の川下り
空知川の川下り



marioさんはひたすらネギとウドを探しながら下っていた。
所々にネギが生えていたけれど、どれももう大きくなりすぎている感じである。
さすがのmarioさんも、先週に当別川でネギが目的の川下りをしてきたばかりなので、大きくなったネギは採ろうとしない。

空知川の川下り
新緑の風景が美しい


風の当たらない河原があったので、そこで昼の休憩にする。
直ぐにetuさんとmarioさんが山に入って行く。
収穫してきたネギは葉が大きくなり過ぎているものの、茎も太くなかなか美味しそうである。

空知川の川下り
河原で休憩

大きくなり過ぎだけどまだ食べられる


昼食を終えて再び下り始める。
ネギ畑が目立つようになってくる。
etuさんがカヌーに乗ったまま、そんなネギを収穫していた。
もう少し早い時期ならば、ネギ採りを目的にしてここを下っても良いかもしれない。

空知川の川下り
ネギ畑が広がる


かみさんがウドを見つけて舟から降りたけれど、斜面が急過ぎて登れそうにない。
身軽でクライマーのmarioさんが、スタスタとそこまで登っていって、ウドを収穫。

今度はetuさんがウドを見つけて斜面を登っていく。
足元の岩がボロボロと崩れ落ちて、見ている方も冷や冷やする。

下金山の市街地に近づくと、満開の桜の風景を川の上から楽しめた。

空知川の川下り
川の上から花見ができそうだ



そして、西達布川との合流部を過ぎると、ついに前方に真っ白な芦別岳の姿が見えてきた。
皆が歓声を上げてカメラを向けるが、喜ぶにはまだ早過ぎる。
私の予想では、この先にもっと素晴らしいビューポイントがあるはずなのである。

空知川の川下り
雪の残る芦別岳が見えてきた


しかし、その前に下金山橋の下流で瀬が待ち構えているはずだ。
岩が絡んだちょっとした落ち込みの瀬。
右岸側を下ったので難なくクリアできたけれど、左岸側から入ったらちょっと苦労したかもしれない。

空知川の川下り
下金山橋下流の瀬


そして再び前方に芦別岳が現れた。
もう一つ瀬を越えた先で、芦別岳を背景に記念撮影。
そこからだと、緑の木々の間に屏風岩と芦別岳山頂が切り取られたように見えていた。
本当に絵になる風景である。

空知川の川下り
絵になる風景だ


最後、ゴールする前に岩の連続する瀬がある。
過去に下った時のイメージでは、大きな岩さえ避ければ良かった気がするのだが、水が少ないせいか、下るコースにも注意していないと途中で岩にぶつかってしまいそうだ。
おまけに向かい風。
ソロで下っていたetuさんは、岩よりも風と戦っていたようである。

空知川の川下り
向かい風の中、カナディアンのソロでここを下るのは結構大変だ


そしてゴールの山部橋に近づくと、芦別岳の山塊が大きな広がりを持って姿を現す。
やっぱり空知川のこの区間を下る時は天気が良い時でなければ絶対にダメだと再認識する川下りとなったのである。

空知川の川下り
ゴールの山部橋と芦別岳


(当日12:00空知川水位 布部観測所:181.56m)



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